2022年11月17日

カスタムサイズで作るティッシュカバーの計算式

ボックスティッシュカバーmake58.jpg

こちらは「ボックスティッシュカバーの作り方」を基本とした、アレンジレシピの計算式のページです。

自分の好きなサイズで作りたいときは、こちらの計算式を利用して生地の裁断サイズ等を割り出してみて下さい。

それではご説明します😊



@箱のサイズを測る
ボックスティッシュカバーmake57.jpg
まず合わせたいティッシュ箱のサイズを3カ所測ります。

上記画像を参照に「高さ」「マチ幅」「横幅」をそれぞれ測って下さい。

ボックスティッシュカバーmake47.jpg
見本のティッシュ箱は
「高さ:5.5cm」「マチ幅:12cm」「横幅:23.5cm」でした。

A出来上がりサイズを決める
ボックスティッシュカバーmake46.jpg
次に、測ったサイズに対して「5mm」足した数字を出します。

「高さ:5.5cm+5mm=6cm
「マチ幅:12cm+5mm=12.5mm
「横幅:23.5mm+5mm=24cm

これが「出来上がりサイズ」になります。

B長辺の長さを計算する
ボックスティッシュカバーmake59.jpg
生地の長辺の長さの計算式はこちらです。

【高さ×2】+【マチ幅×2】+【4cm(※1)】+【2cm(※2)】

必ず出来上がりサイズの数値を入れて下さい。


※1…この4cmは、カバーの立ち上がり部分です。両側2cmずつ必要なので×2で4cm。

※2…この2cmは、表地と裏地を縫い合わせるのに必要な縫い代部分です。両側1cmずつ必要なので×2で2cm。

実際に先ほどの見本箱の数値を入れて計算してみます。

【6cm×2】+【12.5cm×2】+【4cm】+【2cm】=43cm

長辺は「43cm」となります。

C短辺の長さを計算する
ボックスティッシュカバーmake60.jpg
生地の短辺の長さの計算式はこちらです。

【横幅】+【マチ幅】+【2cm(※3)】

必ず出来上がりサイズの数値を入れて下さい。


※3…この2cmは、表地と裏地を縫い合わせるのに必要な縫い代部分です。両側1cmずつ必要なので×2で2cm。

実際に先ほどの見本箱の数値を入れて計算してみます。

【24cm】+【12.5cm】+【2cm】=38.5cm

短辺は「38.5cm」となります。

以上の計算の結果、この見本のティッシュ箱に対する生地の裁断サイズは、

ボックスティッシュカバーmake2.jpg

 ◆短辺(横幅)38.5cm×長辺(縦幅)43cm

…となりました。



これで生地のサイズが出ました。
表地と裏地は「同じサイズ」で裁断して下さい。

◆柄に向きがある生地を使う場合は何cmで裁断すれば良い?◆

計算式で出た長辺を元に、「長辺÷2+1cm」した長さで裁断して下さい。

ボックスティッシュカバーmake49.jpg
上記画像の場合、

【長辺:43cm】÷2+1cm=【22.5cm】という計算で算出しています。

例)計算で出た長辺が40cmなら21cm、45cmなら23.5cmとなります。



さて、ここで作り方に関わってくる箇所の説明です。

作り方ページにあるこちらの工程の画像。

ボックスティッシュカバーmake4.jpg
@マチ幅

カスタムサイズで作る場合、ここのマチ幅は今計算した「出来上がりサイズ」のマチ幅で縫って下さい。

もしティッシュ箱のマチ幅が「11cm」だった場合、出来上がりサイズは5mm足した「11.5cm」で縫う事になります。

ボックスティッシュカバーmake7.jpg
A(A)と(B)の位置

カスタムサイズで作る場合、(A)点は下の赤点から「出来上がりサイズの【高さ】」の長さ分上の位置になります。

もしティッシュ箱の高さが「5cm」だった場合、出来上がりサイズは5mm足した「5.5cm」となり、赤点より5.5cm上の位置が(A)点となります。

(B)点は、(A)点から「6cm上の位置」になります。これは固定なので、どんなサイズで作っても同じです。

※注意※
この(A)から(B)までの長さは、ティッシュ箱の上に重なる部分です。
ボックスティッシュカバーmake61.jpg
この6cmは、縫い代を除いた「5cm」が実サイズとなり、箱の両側に5cmずつ生地が乗ることになります。

一般的な横幅のティッシュ箱なら問題ありませんが、例えばハーフティッシュ箱などのように横幅が短い場合、両側5cmずつ生地が乗っていると肝心のティッシュ口がふさがれてしまう可能性があります。

その場合は両側各1cm〜2cmずつ減らすなどして(B)点の位置を決め、ご自身でサイズ調整をお願いします。



◆何故5mm足すの?箱と同じサイズで作ってはだめなの?◆
→生地自体の厚みや、縫い合わせたときに縫い代に意図せず取られてしまう数mmの箇所によって、想定よりも小さく出来上がってしまうのは布製品あるあるです。

なのでこのレシピでは余裕を見て5mm足して計算をしてあります。
ボックスティッシュカバーmake48.jpg
ちなみに出来上がったカバーに対して、入れた箱はこのような感じになります。

箱より5mm大きく作ったとは言え、箱の四方の隙間はそれほど違和感はないかなと思います。

むしろきっちり同じサイズで作って「箱が入らない…!!😱」という事態も充分あり得ますので、個人的には数mm余裕を持たせることをおすすめ致します。

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◆箱を測ったら23.2cmだった!5mm足して23.7cmとかややこしいんですけど…?◆

→その場合は5mm刻みのキリの良い数値にしても良いかと思います。
3mm足して23.5cmで作ってもそれほど問題は無いかと。

実寸が23.4cmなら6mm足して24cmでもいいでしょう。
実寸が22.1cmなら4mm足して22.5cmでもいいでしょう。

大事なのは「箱の実寸よりは少し大きめに作る」事だとここでは考えます。




それではおさらいをかねて計算例です。

ボックスティッシュカバーmake63.jpg

【ティッシュ箱実寸】
◆高さ…5cm
◆マチ幅…11.5cm
◆横幅…22.7cm

【出来上がりサイズ】
◆高さ…5cm+5mm=5.5cm
◆マチ幅…11.5cm+5mm=12cm
◆横幅…22.7cm+5mm=23.2cm→キリの良いとこで23cmとする

【長辺計算】

【5.5cm×2】+【12cm×2】+【4cm】+【2cm】=41cm


【短辺計算】

【23cm】+【12cm】+【2cm】=37cm


【裁断サイズ】

長辺(縦幅)41cm×短辺(横幅)37cm



ボックスティッシュカバーmake62.jpg

今回のこのボックスティッシュカバーの作り方は、基本的には「一般的な長方形」のティッシュ箱に対応した作り方と計算式です。

あまりにも変則的なサイズや形のティッシュ箱には対応しておりませんので、その旨予めご了承下さい。

ボックスティッシュカバー北欧サークル白ピンク3.jpg

計算式で自分好みのサイズにアレンジして色々と作ってみて下さいね😊

作ってみた感想などコメント頂けると嬉しいです。
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posted by うろこ at 14:34| Comment(0) | ティッシュカバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする