ハンカチに筆記用具にスマホ、小銭入れやお菓子などなど。
ちょっとした小物を持ち運ぶのにぴったりの、薄型横長のお手軽ポシェット。
正方形の生地3枚と、肩紐にはリボンやコードなどお好みの物を。
肩紐は後付けなので、使う人に合わせて長さ調整もお手軽です。
使う生地合わせによって、幼児さんから大人まで使って頂けるシンプルなデザイン。
今回はそんな、ちょっとそこまで…のお出かけに使えるポシェットの作り方をご紹介します。
それでは材料および作り方です。
【出来上がりサイズ】
・横幅20cm×縦幅10cm×マチ2cm
【材料】
・本体表地…縦24cm×横24cm
・本体裏地…縦24cm×横24cm
・蓋生地…縦22cm×横22cm
・プラスナップボタン…1組
・ループ用リボン…幅7mm程度のものを3.5cm×2本
・肩紐用リボンなど…100cm〜130cm程度(使う人の身長に合わせて)
・接着芯…本体生地や蓋生地の厚みに合わせて適宜用意
【必要な道具】
・ミシンとミシン糸
・縫い針と縫い糸
・裁ちばさみ(もしくはロータリーカッター)
・まち針(もしくは手芸用クリップ)
・アイロン
・糸切りばさみ
・定規
・目打ち
・ハンディプレス(ワンタッチタイプのボタン使用なら不要)
・布用ペン
・仮止めのり(あると便利)
生地を裁断する。
生地の裁断にはこちらの「三種の神器」がおすすめ!
生地裁断の三種の神器
裁断がやみつきになる切れ心地。
安心の広さと包容力抜群のタフガイ。
押さえた生地は決して逃がさない。
我が家の三種の神器。
作業効率が格段にアップします(´∀`)
今回のポシェットなどのように、長方形・正方形の直線を「短時間で」「正確に」切りたい時には最適のアイテム。
今後色々なハンドメイドに挑戦してみたいな〜とお考えの方には、是非オススメしたい3点グッズです。
本体表地・裏地ともに24cm×24cmを各1枚。
蓋生地として22cm×22cmを1枚。
肩紐用リボン100cm〜130cm程度を1本。
ループ用リボン7mm幅×3.5cmを2本。
今回は「本体表地(ツイル)」と「蓋生地(シーチング)」に、それぞれ補強として接着芯を使います。
本体生地には「中厚地用」を、蓋生地には「中薄手〜薄手用」を使用。
それぞれの生地と同じ大きさでカットし、アイロンで接着しておく。
蓋生地を中表になるように半分に折る。
柄に上下がある生地は折る方向に注意。
生地端からそれぞれ1cm内側を縫う。
※最初と最後は返し縫い必須。以下「縫う」と記載がある部分は全て同じ。
縫えたら角を斜めにカットする。
縫い代をアイロンで開き表側に返す。
目打ちとアイロンで形を整え、生地端から2mm程度内側に押さえステッチを入れる。
縫えたらこんな感じ。
本体表地の表側に、先ほどの蓋生地を中心を合わせて重ねる。
蓋に上下がある柄の生地を使う場合は、表地に対し上記画像の方向に蓋生地を重ねる。
生地端から5mmのラインを縫う。
縫えたらこんな感じ。
本体裏地を重ねる。表地と裏地は中表になるようにする。
上下それぞれ、生地端から1cmのラインを縫う。
縫えたら縫い代をアイロンで割り、上記画像の様に生地をたたみ直す。
ループ用リボンを半分に折る。
(アイロンで折りにくければ仮止めのりなどで貼っておいても良い。→後で剥がす)
上記画像を参照に、表地と裏地の境目から1.5cm下の部分にループ用リボンを挟む。
(輪っかになった部分が内側に入るように)
左右両方とも同じように挟む。
生地端から1cm内側のラインを縫う。
片側は、裏地に返し口として6cmあけておく。
縫えたら四隅を斜めにカットする。
マチを作る。
上記画像の様に生地をたたみ直し、中央線から左右1cmになる位置を縫う。
縫えたらこんな感じ。
残りの3カ所も同じようにマチを縫う。
縫い代をアイロンで開く。
境目付近(ピンクの部分)は仮止めのりなどで固定しておくと仕上がりが綺麗。
ループ用リボンも同じように開いておく。
(先ほどループ用リボンを仮止めのりで貼った場合は、この時点で剥がして開いておく)
返し口から表に返す。
マチの形を整える。
返し口をコの字綴じ(ラダーステッチ)で縫い合わせる。
縫えたらこんな感じ。
裏地を表地の中に入れ込む。
袋口に押さえステッチを入れる。
生地端から5mm程度内側のラインを、ぐるりと一周縫う。
縫えたらこんな感じ。
裏地が綺麗に収まっているか確認。
ループ用リボンのすぐ下の部分に、手縫いで補強を入れる。
(肩紐に引っ張られて裏地が飛び出てこないようにするため)
上記画像の様にちょうど生地と生地の境目に針を通し、なるべく目立たない色糸で2〜3針縫い止める。
縫えたらこんな感じ。
肩紐用のリボンをつける。
リボンの生地端はボンドなどを使ってほつれ止めしておく。
補強したい場所、リボンなどの生地端の処理などに手軽に使えてとっても便利です♪ スティックタイプもありますが、私は断然ジェルタイプ推しです(´∀`) | 私が愛用している手芸用ボンド。
先を細く折ってからループに通し…
普通に一結びする。
(ループから抜けないか不安な場合は、2回結ぶ・結び方を変えるなど適宜アレンジしてください)
プラスナップボタンをつける。
蓋生地中央、ボタンの中央が生地端から1.5cm内側になる位置に目打ちで穴を開ける。
穴にプラスナップボタンを差し込み、ハンディプレスでぎゅっ!
本体側の対になるボタンを付ける。
目安は生地端から6cm程度内側だが、実際に蓋を閉じたときに自然に納まる位置につけると良い。
横長タイプのお手軽ポシェットの完成です。
シンプルな構造のスッキリデザイン。
使う生地の種類や接着芯の使用により、薄くてもしっかりとした形のバッグになります。
使う人の年齢や用途に合わせて、色々な生地の組み合わせで作るのも楽しいですよ^^
【肩紐リボンについて】
今回の見本作品では肩紐として「グログランリボン(12mm幅)」を使用しましたが、その他の紐状の物でももちろん使えます。
アクリルコードやレザー風紐。
綾織りテープやサテンリボンなど。
いずれも、この「ループに通すことが出来る幅」かつ「結んだときにループより結び目が大きくなること」が条件です。
(なのであまりにも細い紐やリボンなどは不向きです)
アクリルコードなどは、先をテープなどでまとめて斜めにカットしておくと、ループ用リボンに通しやすいです。
使用する肩紐によって全体の雰囲気も変わってくるので、お好みでアレンジしてみて下さいね(´∀`)
参考着画です。
身長148cmの子が、肩紐130cmのリボンで着用しています。
本人はもう少し短くてもいいと言っていたので、この後リボンの長さを調節しました。
横長なのでスマホもしっかり入ります。
すぐに長さ調整出来る、痛んできたら取り替えたりするのも楽、その日の気分によって肩紐をすぐ取り替えられる…などが、このポシェットの手軽なポイントです♪
こちらのレシピ、元々は長女のリクエストで作った「ほぼ日手帳がすっぽり入るサイズのポシェット」でした。
キリッとした生地合わせで作ると、また雰囲気がガラッと違いますね♪
キルト生地で作るとふっくらした仕上がりに。
この場合は本体生地には接着芯は使用していません。
ただしキルト生地の場合は生地が分厚いため、6cmの返し口から表にひっくり返すのにかなりじっくり時間を掛ける必要があります。
また生地の厚みの差によって裏地が内側で余ってしまう場合があるので、裏地の縦の長さを5mm程度短くしておくのも手です。
スッキリお手軽な横長ポシェット。
ぜひお好みの生地で作ってみて下さいね(´∀`)
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