2024年05月27日

ペットボトルカバーの作り方【保冷シート&保冷剤で長持ち】

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暑い日のお出かけに持って歩きたいペットボトル飲料。

そのまま持ち歩くとすぐに温度がぬるくなってしまいがちですよね。

そんな状況を防ぐために使いたいのが、保冷機能付きのペットボトルカバー。

内側に保冷保温シートを使用し、更に保冷剤を入れておくためのポケットも付いたデザインです。

今回はそんな便利なペットボトルカバーの作り方を、詳しい手順画像付きでご紹介します。

それでは材料及び作り方です。

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【出来上がりサイズ】

・高さ20cm×底横幅8cm×マチ8cm



【材料】

・表地上布…横幅18cm×縦幅31cm
・表地底布…横幅18cm×縦幅23cm
・裏地(保冷保温シート)…横幅18cm×縦幅50cm
・保冷剤ポケット用布…横幅10cm×縦幅50cm
・接着芯…横幅18cm×縦幅31cm(※表地が薄い場合)

・サイドDカン用タブ布…横幅6cm×縦幅6cmを2枚
・肩紐用布…横幅8cm×長さ130cmを1枚

・ナスカン(内寸2cm)…2個
・Dカン(内寸1.5cm)…2個
・ベルト送り(内寸2cm)…1個

・プラスナップボタン:9mmか10mm…2組



【必要な道具】

・ミシンとミシン糸
・裁ちばさみ(もしくはロータリーカッター)
・まち針(あればクリップ)
・アイロン
・糸切りばさみ
・定規
・目打ち
・ハンディプレス(ワンタッチボタン使用の場合は不要)
・布用ペン



生地を裁断する。
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生地の裁断にはこちらの「三種の神器」がおすすめ!
生地裁断の三種の神器


裁断がやみつきになる切れ心地。



安心の広さと包容力抜群のタフガイ。




押さえた生地は決して逃がさない。

我が家の三種の神器。
作業効率が格段にアップします(´∀`)
巾着カバー類などのように、長方形・正方形の直線を「短時間で」「正確に」切りたい時には最適のアイテム。
今後色々なハンドメイドに挑戦してみたいな〜とお考えの方には、是非オススメしたい3点グッズです。

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・表地上布…横幅18cm×縦幅15.5cmを2枚
・表地底布…横幅18cm×縦幅23cmを1枚
・裏地(保冷保温シート)…横幅18cm×縦幅50cmを1枚
・保冷剤ポケット用布…横幅10cm×縦幅50cmを1枚
今回使用した保冷保温シートはこちら。
優しい手触りで、家庭用ミシンで縫いやすいのが特徴です。


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保冷剤ポケットの生地はメッシュ生地・ガーゼ生地などの薄手の物がおすすめです。(上の写真はダブルガーゼで作成)
こちらの商品のようなミシンで縫えて水に強い生地はおすすめですし、「とりあえず1つだけ作りたい」という方なら100均などに売っている「洗濯ネット」を分解するのでも良いと思います。



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表地が薄めの場合は必要に応じて接着芯を貼る。

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タブや肩紐を共布で作る場合は、

・タブ用布として6cm×6cmを2枚
・肩紐用布として8cm×130cmを1枚

以上を用意して下さい。

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市販の持ち手テープなどを使う場合は、長さ130cmが必要。

その時は用意した持ち手テープの幅に合わせたナスカンとベルト送りを用意して下さい。

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上記写真では、ピンクのカバンテープは幅3cmなのでナスカン&ベルト送りも内寸3cmの物を使用しています。

Dカンを付けるタブはリボンや綿テープなどでも代用可能です。

ただし横幅が広すぎるとスナップボタンが留めにくくなるので「横幅1.5cm以下」の物をおすすめします。

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上布と底布を画像の様に中表に合わせ、縫い代1cmで縫い合わせる。
(縫い初めと縫い終わりは返し縫い。以下「縫う」と書いてある箇所は全て同じ)

※柄に上下の向きがある場合は縫い合わせる方向に気をつける

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縫えたら生地を開き、縫い代を底布側に倒す。

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画像を参照に赤線部分に押さえステッチを入れる。

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縫えたらこんな感じ。

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もう1枚の上布も同様に縫い合わせる。

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両方を縫い合わせて長さ50cmになっていればOK。

表地を切替せず1枚布で作る場合は、横幅18cm×縦幅50cm(裏地と同じサイズ)をご用意下さい。

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表地を中表に半分に折り、生地端からそれぞれ1cm内側(赤線部分)を縫う。

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この時切り替え部分の境目がきちんと合うように注意する。
(この部分だけ手縫いで軽く縫っておくのもおすすめ)

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縫えたらこんな感じ。

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生地の向きを変えて画像の様に折り、縦の縫い目から左右4cmになる位置を探して縫う。
これで8cmのマチが出来る。

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マチが縫えたら三角の先端を切り落とす。

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上側から1cmの位置で画像の様に折り返す。

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両サイドの縫い代はしっかりと開いておく。

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切り替え部分の縫い代が分厚くなる場合は、少しカットしておくのもおすすめ。

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表地部分の完成。

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裏地の保冷保温シートを縫っていく。
中表になるように半分に折り、生地端からそれぞれ1cm内側(赤線部分)を縫う。

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表地と同じように中心から左右4cmになる位置を縫い、先端部分は切り落とす。

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縫い代を開いておく。

開きにくい場合は表面に響かない程度に縫い代を縫い止めておくのもおすすめ。

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画像の様に、上部分を1.5cm折る。

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上から1cmの位置を、ぐるりと一周縫う。

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縫えたらこんな感じ。

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保冷剤ポケットを縫っていく。

ポケット用生地を中表に半分に折る。

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画像を参照に、上側の生地を15cm折り返す。

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裏側も同じように折り返す。

横から見たときに、画像の様にM字になっていればOK。

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両側を縫い代1cmで縫う。

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縫えたら生地をひっくり返す。

縫い代が内側に隠れた、画像の様なポケット状態になる。

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ポケットの上部分を1.5cm折っておく。

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タブを作る。

6cm角の生地に、画像の様に1.5cm幅の折り目を付ける。

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両側を折ってから更に半分に折る。

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生地端から2〜3mm内側を縫う。

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縫えたらこんな感じ。

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Dカンを挟んで半分に折り、端から5mm内側を縫う。

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厚みがあって縫いにくい場合は、ミシンの押さえの後側に厚みがある物を挟んでやると縫いやすい。

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縫えたらこんな感じ。

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表地の中に裏地を入れ込む。

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両脇の縫い目同士の位置を合わせ、表地に対し裏地が2〜3mm内側になるようにする。

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縫い目とタブの中央が合うように、タブを挟む込む。

内側から見た時にタブが裏地から1.8cm程度出ている状態にする。

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保冷剤ポケットの中央と本体の中央の位置を合わせて挟み込む。

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生地端から6〜7mm内側のラインを、ぐるりと一周縫う。

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縫えたらこんな感じ。

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脇の縫い目から左右それぞれ2.5cmの位置にプラスナップボタンを取り付ける。

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目打ちで穴を空け、表と裏からそれぞれボタンパーツを入れて…

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ハンディプレスでぎゅっ!

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逆側にも同じように取り付ける。

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ボタンが付いたらこんな感じ。
私が愛用している清原製のハンディプレス。
安定のカシメ具合と台座の付け替えやすさで、ヘビロテしているお品です♪


ハンディプレスが必要ないワンタッチタイプでももちろんOKです。
ボタンサイズが大きいと上部が閉じにくくなるので、10mmタイプをご使用下さい。


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肩紐を作る。

肩紐用の生地に、幅2cmの折り目をつける。

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タブと同じ様に「両側→更に半分」に折りたたみ、両端を縫う。

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縫えたらこんな感じ。

市販のアクリルテープやカバンテープなどを使用する場合は、この工程は飛ばして下さい。

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肩紐に金具を取り付けていく。

最初にナスカンを画像の様に通し、端を5cm折り返す。

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更に1.5cm内側に折り込み、端から5mmずつ間を空けて2箇所縫う。

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縫えたらこんな感じ。

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次にベルト送り→もう一つのナスカンの順に、画像と同じになるように通す。

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画像を参照に、紐の端をベルト送りに通す。

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ベルト送りを基点として「3.5cm→1.5cm」になるように紐を折る。

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端から5mmずつ間を空けて2箇所縫う。

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肩紐の完成。

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ナスカン部分をDカンに取り付ける。

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ペットボトルカバーの完成です。

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保冷保温シートで冷たさ長持ち♪

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内側の保冷剤ポケットの内寸は「縦10cm×横8cm弱」です。

使用の際はそれ以下の大きさの保冷剤を入れて下さい。

もっと大きい保冷剤を使いたい場合は、ポケットサイズをご自由にアレンジして下さいね😊



【サイズ感について】

2種類のペットボトル飲料を実際に入れてみました。

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550mlのサントリー天然水。
高さ約21cm、直径6.5cm。

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中に入れるとこんな感じ。

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650ml DAKARA麦茶。
高さ約22cm、直径7cm。

ペットボトルカバーmake76.jpg
中に入れるとこんな感じ。

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ペットボトル飲料を入れて両側のボタンを留め、上から見たところ。

この他にも、600mlの爽健美茶やお〜いお茶を入れてみましたが、だいたい飲み口が上から覗く程度のサイズ感でした。

こちらは斜めがけしたところの着画。

ペットボトルカバーmake82.jpg
モデル身長:約130cm

ペットボトルカバーmake83.jpg
ペットボトルカバーmake84.jpg

肩紐をだいぶ短く調節しての使用です。

逆に肩紐を調節すれば、大人の私(身長156cm)でも全く問題なく使用できました。

ご参考までに(´∀`)



【使用生地について】
<< 保冷保温シート>>
最初の方でも少し触れましたが、ペットボトルカバー作成の肝となる「保冷保温シート」は、こちらの生地のデコレクションズさんの商品を使用しました。

4層構造でしっかりしているのにとても柔らかな手触りで、家庭用ミシンでもスイスイと縫えたのが印象的です。
家で洗濯できる素材、と言うのも高ポイント!

またカラー展開もパステルカラーが可愛らしく、表地にあわせて選ぶのが楽しいなと思います。
保冷保温シートを始めて扱う方にもおすすめの1枚です^^


こちらは表地に使用した白鳥柄の生地。
優しいミントブルーに、愛らしい白鳥と草花が描かれたとってもお洒落な1枚。
色違いで買ってしまうほど、個人的にお気に入りの生地です♪


こちらもお気に入り!
白地にカラフルなリンゴが描かれた、鮮やかな1枚です♪
とにかく発色が綺麗で、リンゴ柄なのにそれほど子供っぽさが無いのもお気に入りポイント。
組み合わせる生地によって雰囲気が変わってくる1枚です^^


タブレットケースヌビキルト6.jpg
移動ポケットりんご1-2.jpg
同じ生地でタブレットケースや移動ポケットを作ったりしました😊



【商用利用について】
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ペットボトルカバーmake79.jpg

柔らかい布製のペットボトルカバーなので、使わないときはサッと折りたたんで持ち運びが出来ます。

肩紐は着け外しが自由に出来るので痛んできたら交換も出来ますし、肩紐ではなく短い持ち手タイプに付け替えて、カバンやベビーカーなどに装着するのもおすすめです。

またイレギュラーな使い方ですが、水筒(直径8cm、高さ24cm)を入れて水筒ホルダーとして使用する事も一応は可能です。
(その場合は上のボタンは片側だけ留めて下さいね)
ご参考までに。

ペットボトルカバーmake69.jpg

保冷保温シートと保冷剤のダブル効果で冷たさ長持ちのペットボトルカバー。

是非お好みの生地で作ってみて下さいね!(´∀`)

その他当ブログの無料型紙/作り方一覧はこちらからどうぞ。

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作ってみた感想などコメント頂けると嬉しいです。
次の無料型紙作成のモチベーションになります😊

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posted by うろこ at 20:12| Comment(0) | 水筒グッズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする