ダブルガーゼの水通し1.jpg
ハンドメイドをするために生地を手に入れたらまず最初にするべきと言われる事…。

そう、それは「水通し」。

【水通しとは?】
綿や麻の素材は水に浸けると「縮む」という性質がある為、縫い上がった後に洗濯する(=水に浸す)と縫い上がりのサイズより小さくなってしまう事があります。

なので生地を裁断する前に水に浸してしまい、先に生地を縮ませておいてから改めて裁断縫製にとりかかれば、その後出来上がった作品を洗濯してもそれほど縮まないよ〜という、いわば「予防法」です。
(この他にも生地の色落ち/色移りを防ぐ、生地の布目を直すという効果もあります)

中でも特に麻(リネン)に関しては非常に縮みやすい為、水通しが推奨されています。

では綿素材に関してはどうなんでしょうか。

綿と言っても様々ですが、「縮みやすい生地」と言えばまずトップに躍り出るのは「ダブルガーゼ」かと思います。

でも実際の所、水通しをするとしないとではどれほどの差が出るものなんでしょう?

着用・使用に支障が出るほどの差があるの?
水通ししなかったら生地自体がしわくちゃになってしまうものなの?


…と言う訳で、気になったら実験&検証♪
実際に水通しをした生地・しなかった生地を用意して検証してみました。

※あくまでも管理人うろこの個人的雑感です※

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検証材料その1→ダブルガーゼで作ったリバーシブルのハンカチ

出来上がりサイズは両方とも14cm×14cmですが、片方は水通しする前の生地で作成し、もう片方は同じ生地を水通しした後で作成しました。

分かりやすくする為に、糸の色を変えてあります。
ピンクの糸の方が「1.水通しをしない生地で作ったハンカチ」、水色の糸の方が「2.水通し後の生地で作ったハンカチ」です。

ダブルガーゼの水通し3.jpg

では洗濯してみましょう。
※家庭用洗濯機でネットに入れずそのまま洗濯→脱水→天日干し


さてさて、気になる結果はこちら!

ダブルガーゼの水通し4.jpg
…………うーん……。
見た目は正直ほとんど差が無いように見えます。

では重ねてみましょう。

ダブルガーゼの水通し5.jpg
お、矢印の部分に若干の差が見られます。

アップで見てみると…
ダブルガーゼの水通し6.jpg
ちょっと分かりにくいのですが、水通しせずに作ったハンカチの方が、縦横共に数mm程度小さくなっています。

洗濯後のサイズをそれぞれ計ってみました。

@水通しせずに作ったダブルガーゼのハンカチ
洗濯後サイズ 13.6cm四方

A水通し後に作ったダブルガーゼのハンカチ
洗濯後サイズ 14cm(洗濯前とほぼ変わらず)

その差は「4mm」、元の14cm四方サイズからみると約3〜4%の縮小率となりました。


いかがでしょうか?

確かに水通しした方が、しなかった物よりも縮み具合は少ないという結果となりました。
ただビックリするぐらい縮んでしまったかと言えば、正直それほどでもないかな?という印象ではあります。

ガーゼハンカチなどは少しぐらい縮んでも使用に差し障りが無いのが実状ですしね。


さて、そこでもう一つの実験です。

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検証材料その2→ダブルガーゼのスタイ(リバーシブル/キルト芯入り)

このスタイも表地・裏地とも水通しをしていない生地で作成しました。
出来上がりサイズは首下の縦幅14cm、横幅22cm、首周り約27cm(10cm×8.8cm)です。

ダブルガーゼの水通し10.jpgダブルガーゼの水通し11.jpgダブルガーゼの水通し8.jpgダブルガーゼの水通し9.jpg
ダブルガーゼの水通し16.jpg

さて洗濯してみましょう。
※家庭用洗濯機でネットに入れずそのまま洗濯→脱水→天日干し

結果は…こんな感じ。

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お分かりでしょうか?

洗濯するとやはり全体的に5mm程度縮んでおり、また首周りがきゅっと内側に縮んでいます。

洗濯後の首周りは約26cmで、元のサイズに比べると1cm程度小さくなっています。

ここで問題なのが、これが赤ちゃんの首につける物だと言うことです。
たった1cm小さくなっただけですが、首周りがちょっと窮屈なことになってしまいました。

元々が首周りに余裕のあるサイズで作成したのなら問題は無いのですが、型紙段階でジャストサイズを狙って作った場合、この縮み具合はちょっと問題ありな感じです。



そんな訳で。


ダブルガーゼは水通ししなくても致命的なことにはならないが、首周りなどジャストサイズで作る物に関しては水通ししておいた方が無難かも!


…という結論となりました。

とりあえず、

・スタイなどの首周りが絡む物
・抱っこ紐よだれカバーなど何かに巻き付けてボタンで止める物

あたりのお品は、水通ししてから作った方が良さそうな感じでしょうか。

これがもっとサイズが大きい物…例えばダブルガーゼで作ったカボチャパンツやゆったりチュニック、ガーゼケットやパジャマなんかだと、水通ししなくても案外平気なのかもしれませんね。

あと、水通ししないと初めて洗濯した時にしわくちゃになるのか?という点についてですが、ごく普通に洗濯しただけではそれほどシワシワにはなりませんでした。

今回検証に使ったハンカチとスタイも、写真をご覧頂いた通りそんなにシワは目立ちません。
長時間水に浸けたりしなければ、充分使用に耐えうるかなと思います。

た だ し!

洗濯機の乾燥機能で乾かすと、恐ろしいくらいシワッシワのよれよれ状態に仕上がりますのでご注意下さい!

…とまあ色々書き綴ってきましたが、これは管理人うろこの「超」個人的見解です。

洋裁をする上で「水通し」を最初にすることはやはり常識とされていますし、その中でも特にダブルガーゼを扱う際には水通しが推奨されているのが現状です。

今回の実験はあくまでも「ダブルガーゼの水通しをしないとどうなるのか見てみたい」というだけの内容です。

その中でも特に「生地の縮み具合」についての実験ですので、色落ち予防布目を正す効果についてはまた別の話になってきます。

決して「水通ししなくても平気ですよ」とオススメしている訳ではありませんのでご注意下さい。

今回使用した生地ではたまたま縮小率は3%〜4%で済みましたが、ダブルガーゼと言ってもメーカーによっても違いがありますし、1mあたり500円のダブルガーゼと1mあたり1500円のダブルガーゼではまた違った結果にもなるでしょう。

あとダブル(二重)ガーゼではなく、4重ガーゼや6重ガーゼになってくると、また違った縮小率になるようです。
(重なる枚数が多いほど、縮み具合も大きいようですね)

ですので水通しをする・しないの判断は、どうぞご自身の責任において判断して下さいね♪

ダブルガーゼの水通し18.jpg

【今回使用した生地など】

リボンなのか蝶なのか。


ナチュラルにシンプルに。


キャンディみたいな丸・マル・まる。

今回の実験に使ったダブルガーゼスタイの作り方はこちら

バナー:ベビースタイ.jpg
ダブルガーゼのベビースタイの作り方【無料型紙あり】


それにしてもダブルガーゼって扱いがまあまあややこしいワガママ気質な生地ですよね〜。
でも!色柄手触りの良さは個人的にピカイチだと思っています。
むしろダブルガーゼが好き過ぎて、ダブルガーゼばっかり買い求めてしまって布山が大変なことになっているうろこです。
でも可愛い柄は見ていたらつい欲しくなってしまうのです。ウフフ…(´∀`)

娘達が母のハンドメイド品を喜んで使ってくれる内に消費しなければなりませんね。
頑張ろう〜。

【ダブルガーゼを買うのにオススメの店は?】
私は無地のダブルガーゼはこちらで買うことが多いです。

私の好きなパステル系の微妙な色合いが30色近く揃っていて、1m500円以下はかなりありがたいお値段。
水通し後の柔らかさもなかなかのものです♪

柄物のダブルガーゼはこの店が豊富。

Fabric House Iseki
ダブルガーゼカテゴリーだけで200以上のお品が揃っています。
ジャンルも赤ちゃん柄・ポップ柄・北欧柄・作家物と色々。
商品毎の期間限定セールもよくやっているので、一度覗いてみる価値ありの大手店舗さんです。
見てるだけでも楽しいです。


ダブルガーゼは「縫いにくい!縮みやすい!シワになり易い!ほつれやすい!!」と、色々ワガママ気質な生地ではありますが、その手触りと柄の可愛さはやはり何者にも代えがたい物です。

皆様にもお気に入りのダブルガーゼが見つかりますように(´∀`)♪

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