赤ちゃんとのお出かけには欠かせない育児アイテム、抱っこ紐。
両手も自由になるし、さっと手軽に移動できるから活用しているママさんも多いこのアイテム。
でもハッと気がつくと、赤ちゃんのよだれや鼻水でママの洋服がベトベトに!!…なんて経験をもつ方も多いはず。
また逆にお母さんの着ている服の材質や飾りが赤ちゃんの顔に当たるのが気になって、結局いつもボタンやビーズの付いていない同じタイプの服しか着られない…という場合もありますよね。
(授乳期のママさんは前開きの服が必須なのにこの矛盾…)
仕方が無いからガーゼやタオルハンカチを間に挟んでみるものの、いつの間にかずれていたりどこかに落としてしまう!何てことも。
そんな時にオススメなのが、この抱っこ紐専用のよだれカバー「抱っこ紐スタイ」です。
スナップボタンで手軽に固定。
よだれに鼻水、ミルクの吐き戻しもしっかりガードして、きっと赤ちゃんも胸元で気持ちよく寝てくれるはず。
今回は両面ダブルガーゼのキルト芯入りで、ふわふわ優しい肌触りの抱っこ紐スタイの作り方を、無料型紙付きでご紹介します。
それでは材料および作り方です。
【出来上がり寸法】
縦23cm×横67cm
【材料】
・ダブルガーゼ…25cm×70cm(表地用)1枚
・ダブルガーゼ…25cm×70cm(裏地用)1枚
・キルト芯…25cm×68cm1枚
・プラスナップボタン…1組
【必要な道具】
・ミシンとミシン糸(もしくは手縫い針と手縫い糸)
・裁ちばさみ(もしくはロータリーカッター)
・まち針
・アイロン
・糸切りばさみ
・定規
・目打ち
・ハンディプレス(ワンタッチタイプのスナップボタンなら不要)
型紙を印刷し、生地のカット線で切り抜く。
図の様にのりしろで貼り合わせる。型紙の完成。
生地を裁断する。
生地裁断の三種の神器
裁断がやみつきになる切れ心地。
安心の広さと包容力抜群のタフガイ。
押さえた生地は決して逃がさない。
我が家の三種の神器。
作業効率が格段にアップします(´∀`)
4枚重ねての裁断でも楽々&美しい仕上がりに。
今後色々なハンドメイドに挑戦してみたいな〜とお考えの方には、是非オススメしたい3点グッズです。
生地を半分に折りたたみ、「わ」になった部分に型紙の◎をあわせて裁断する。
キルト芯も同じように裁断する。
裏地とキルト芯を合わせる。
ちなみに今回使用したのは「片面接着キルト芯」です。
片面だけアイロンで溶ける「のり」が付いています。
(よく見るとキラキラした粒がくっついています)
裏地の裏面と接着キルト芯の「のり」がついた面をあわせ、ガーゼ生地の上からアイロンを当てる。
この時生地を上から押さえつけない様に気をつける。
(表面を撫でるように、アイロンを少し浮かし気味に滑らしていく)
下から「芯地→裏地→表地」の順番になるように重ね、表地と裏地は中表に合わせる。
生地をまち針で留め、返し口を5〜6cm残して生地端から7mm程度のラインをぐるりと1周縫う。
カーブの部分に図の様に切れ込みを入れる。
先端部分はV字にカットする。
縫い目まで切ってしまわないよう要注意!
返し口から指を入れ、ひっくり返す。
もごもご…。
もごもご…あと少し…。
全部ひっくり返ったらアイロンで形を整える。
返し口部分の縫い代をアイロンを使い内側に折りこむ。
生地端から2〜3mmのラインをぐるりと1周縫う。
本体の完成。
プラスナップボタンを付ける。
プラスナップボタンはワンタッチタイプでもハンディプレスを使うタイプでも、どちらでもお好みで。
ちなみに私はこの商品を愛用しています。
「手作り工房 MY mama」さんで買った物ですが、送料無料で更に最初からプラスナップボタンがおまけでついてくるのでとてもお得でした♪
そんなにハンドメイドはしない…という方は、ハンディプレス不要のワンタッチタイプも便利です。
↓
目打ちで穴を開ける。
ボタンの凹パーツ凸パーツを穴に入れ込み…
ハンディプレスでぎゅっ!
対になるボタンを同じようにつける。
※ご注意!※
型紙に記載してあるこの内側のボタン位置は、あくまでも目安の位置です。
抱っこする人の体格や赤ちゃんの大きさ、抱っこ紐の種類やよだれパッド使用の有無により、巻き幅は変化します。
必ず一度お手持ちの抱っこ紐に巻いてみてから、ボタン位置を決めて下さい。
抱っこ紐専用の胸元カバー「抱っこ紐スタイ」、完成です。
抱っこ紐に装着するとこんな感じ。
抱っこ紐「エルゴ」に、ダブルガーゼ素材のよだれパッドを巻いた上から装着しています。
赤ちゃんが入るとこんな感じ。
月齢の小さい赤ちゃんだと、もう少し下の方へ装着するようになるかと思います。
型紙はこちらになります。
↓
抱っこ紐スタイ無料型紙1-2.pdf
PDF形式です。
縮小・拡大無しでA4用紙1枚で印刷可能。
Adobe Acrobat Readerをお持ちで無い方は、先に無償ダウンロードしてからご利用下さい。
Adobe Acrobat Reader公式サイト
型紙は縫い代込みです。
【商用利用について】
型紙は個人レベルでの商用利用可です。
どうぞお気軽にご利用下さい♪
(minneやメルカリ、フリーマーケットなどはOKです。手芸店・企業などでの使用は想定しておりません)
型紙シリーズ名→「UROKO*handmade」
※型紙そのものの、サイト、店舗、教室での模写による二次配布・転売・オークション出品は固くお断り致します。
※手芸教室・サークルなどでご使用になりたい場合は、コメント欄までご連絡下さい。
もしブログやInstagramアカウントなどお持ちでしたらご紹介下さったりリンクを貼って頂けると嬉しいです(´∀`)
インスタグラムのアカウントはこちら↓
@urokohandmade
当ブログの型紙や作り方で作った作品をアップされる場合、良ければ是非「#うろこのあれこれハンドメイド」とハッシュタグを付けて下さいませ。
【抱っこ紐スタイ型紙利用についての注意】
1.この抱っこ紐スタイは、よだれパッドのように常に付けっぱなしで使用することは出来ません。
赤ちゃんを降ろす際は必ず片側のボタンを外さないと使用出来ないという点をご了承下さい
2.ボタンの向きの構造上、リバーシブルで使用することは出来ません。
また表地と裏地を違う柄の布で作る場合、ベルトに巻き付ける部分は裏地が見える事になります。
よだれパッドとお揃いで作る場合などはご注意下さい。
3.基本的にこの抱っこ紐スタイは、管理人うろこが持っている「エルゴ」ベースで型紙を作ってあります。
他の抱っこ紐でも使用は可能ですが、一度長さ70cmの布等をお手持ちの抱っこ紐に巻いてみて、サイズ感を確認してからの作成をオススメします。
【出来上がり線について】
型紙は縫い代込みのタイプです。
今回の作り方ではスタイ本体の出来上がり線は特に生地に描かないようになっていますが、不安な場合はチャコペーパーやチャコペンなどを使って出来上がり線を描いてからミシンがけして下さい。
【芯地について】
適度なハリと抜群の吸水力があるので、私はいつもスタイにはキルト芯を使っています。
今回片面接着キルト芯を使用しましたが、もちろん普通のキルト芯でも大丈夫です。
↑片面接着キルト芯。
私はいつもだいたい厚みが3mmくらいの物を使っています。
ダブルガーゼのスタイとは相性が良いようで、とってもふっくらした仕上がりになります♪
もちろんキルト芯で無ければダメ!と言うことはありません。
タオル地やワッフル地など、お好みでアレンジして下さいね。
【ダブルガーゼの生地について】
洗えば洗うほどふわふわで気持ちの良い手触りになるダブルガーゼ。
ちょっとばかし「ほつれやすく」「縫いにくく」「縮みやすい」ワガママ気質な生地ですが(苦笑)、その分赤ちゃんグッズには最適です。
柄もうっとりするような素敵な物が多いです。
ダブルガーゼ収集がやめられません…(´∀`)♪
スタイの他にもハンカチやよだれパッドなど色々使えますし、扱いにくさはあまり気にせず是非ガシガシ縫ってみて下さい。
私は無地のダブルガーゼはこちらで買うことが多いです。
↓
私の好きなパステル系の微妙な色合いが30色近く揃っていて、1m500円以下はかなりありがたいお値段。
発色も綺麗ですし、水通し後の柔らかさもなかなかのものです♪
柄物のダブルガーゼはこの店が豊富。
↓
Fabric House Iseki
ダブルガーゼカテゴリーだけで200以上のお品が揃っています。
ジャンルも赤ちゃん柄・ポップ柄・北欧柄・作家物と色々。
商品毎の期間限定セールもよくやっているので、一度覗いてみる価値ありの大手店舗さんです。
見てるだけでも楽しいです。
今回使った布など↓
コスモテキスタイルさんの、北欧テイスト小花柄♪
シンプルかつ愛らしい雰囲気にやられて、また色違いでポチってしまったシリーズ…(´∀`;)
その他うろこのおすすめダブルガーゼ色々♪
【ダブルガーゼの水通しについて】
一応生地を裁断する前には水通しをオススメしています。
が、ダブルガーゼと一口に言っても生地メーカーによっては縮み具合も様々。
水通ししないとどうなるのか?は、こちらの記事を参考にしてみて下さい。
↓
ダブルガーゼの水通しをしないとどうなるのか実験してみた。
【ボタンについて】
プラスナップボタンでなくても、金属スナップボタンやマジックテープなどでお好みにアレンジして下さい。
とはいえ強度と手軽さの面で、私はプラスナップボタンいち押しです。
ママと赤ちゃんの快適な抱っこ紐ライフのお助けアイテム「抱っこ紐スタイ」。
ぜひ作ってみて下さい(´∀`)♪
(オオツカ様、型紙リクエストありがとうございました)
エルゴカスタムセットのその他アイテムもよければご覧になって下さい。
↓
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抱っこ紐スタイも素敵ですね!初心者でもわかりやすいのでとても参考になります。
早速作ってみようと思います☆
これからも更新楽しみにしていますね( ´∀`)
はじめまして!コメントありがとうございます^^
作り方が分かりやすいと言って下さって嬉しいです。
抱っこ紐グッズも今は色々ありますよね〜是非色々と作ってみて下さいね!
これからもボチボチ更新で頑張りますのでどうぞよろしくお願い致します( ´∀`)♪
はじめまして!コメントありがとうございます♪
フードカバーに加えて、抱っこ紐スタイも作ってみて下さったんですね。とっても嬉しいです!
ウチの子は下ももう2歳半を過ぎてしまって、抱っこ紐使用の旬の時期は過ぎてしまったので、実際抱っこ紐を今まさに活用している方からの感想を頂けてすごく参考になりました^^
これからも色々雑多なジャンルで更新していきますので、よければ是非ちょくちょく覗きに来て下さいね(´∀`)
うろこさんの型紙とわかりやすい作り方の紹介に妊娠中から活用させていただいています。
抱っこひも用よだれかけは、寝つく前のぐずぐずの時に顔をすりつけるクセがあるので本当に作っていただけて嬉しいです!
ところで、うろこさんも使われているプラスナップなのですが、わたしはうまくカシメることが出来なくて…なかなかパチンとはまらず苦闘しています。
上手にカシメるコツや、うろこさんのやり方を教えて頂けませんか?
はじめまして!コメントありがとうございます。
抱っこ紐スタイを作って下さってとても嬉しいです!
そしてご質問への返信が遅くなって本当に申し訳ありませんでした;
プラスナップが上手くカシメられない原因は、やはり「力不足」である事が多いです。
自分が思っている以上に全身全霊の力を込めてカシメると、パチンと綺麗にはまるかと思います。
ぜひハンディプレスを親の敵と思って(笑)
それでも綺麗に入らないときは、私は最終手段として夫にやって貰ってます。
ご参考になれば^^
スタイの型紙まとめ記事で紹介させていただきました。
http://kinisuru.com/bib-pattern-13131
はじめまして。
無料の型紙配布に感謝です。
掲載させていただいたのでご報告になります。何か不都合ありましたらご連絡下さいませ。
はじめまして!
型紙のご紹介および掲載のご連絡、誠にありがとうございます。
掲載ページの方、確認させて頂きました。
特に問題等はございませんでしたので、このままの形で大丈夫です。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
娘は肌が弱く、抱っこひもで私の服に顔を擦り付けては湿疹が増悪しており、
何かいいものはないかと探していたところこちらにたどり着きました。
予想以上に簡単にいいものが作れて本当に嬉しいです♪
首回りカバーとベルトカバーもセットで作りました☆
友達に見せたら好評だったので、作ってプレゼントしてあげたら喜んでくれました(*^^*)
ありがとうございました。
はじめまして!コメントありがとうございます^^
抱っこ紐スタイの型紙がお役に立って嬉しいです!
敏感肌のお子さんは肌に触れる物に気を遣いますよね〜(うちも娘2人とも肌が弱くて…;)
またぜひ色々作ってみて下さいね!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします(´∀`)