3種類のフリルを後ろ姿にあしらったベビーブルマはとても贅沢で華やかなアイテム。
たっぷりとギャザーを寄せたボリュームのあるデザインは、赤ちゃんのハイハイ時期からよちよち歩き時期の魅力を一層可愛らしく引き立ててくれます。
今回はそんな女の子らしさ満点のベビーブルマの作り方を、無料型紙付きでご紹介します。
それでは材料及び作り方です。
【材料】
・白布フリル用生地…9cm×80cm
・色布フリル用生地…12cm×80cm
・レース(幅6cm前後の物)…80cm
・白布フリルの縫い目隠し用生地…2.5cm×40cm(1.3cm幅のリボンでも代用可)
・レースの縫い目隠し用生地…2cm×40cm(1cm幅のリボンでも代用可)
※ブルマ本体に必要な材料と用尺および型紙は【基本のベビーブルマ】のページを参照して下さい。
生地を裁断する。
生地裁断の三種の神器
裁断がやみつきになる切れ心地。
安心の広さと包容力抜群のタフガイ。
押さえた生地は決して逃がさない。
我が家の三種の神器。
作業効率が格段にアップします(´∀`)
生地を「真っ直ぐ」「正確に」「素早く」切るのにはこれが最適。
今後色々なハンドメイドに挑戦してみたいな〜とお考えの方には、是非オススメしたい3点グッズです。
フリル部分は全て直線なので型紙はありません。
記載寸法に従って生地の裁断をして下さい。
レースの生地端が波状になっている物は、最初に生地端を切りそろえておく。
(※切り揃えた後の有効レース幅が6cmになるように裁断する)
ちなみに今回はこちらのレースを使いました。
↓
薔薇の模様が愛らしくも豪華な雰囲気で、幅もたっぷり6.5cm!
綿レースなので手触りも良く、生地自体はしっかりしているので縫いやすくてフリルがとても綺麗に立体的に出ました♪
お値段も手頃なのでこの三段フリルベビーブルマには個人的にすごくおすすめです(´∀`)
レースの上端に、10cm間隔で印をつける。
印付けには、後から消せるタイプの物をおすすめします。
↑こちらは愛用している水で消える布用マーカー。
霧吹きシュッと一吹きでサッと消えます(´∀`)
ギャザーを寄せる為の「荒ミシン」をかける。
まずミシンの上糸の強さを「最弱」になるように調節する。
※画像はうろこ愛用のブラザーミシン「LS700」の場合。
上糸の糸調子ダイヤルを左に回すと弱くなります。
他社ミシンの場合もそれぞれの操作法に従って、上糸調子を「最弱」にして下さい。
次に「縫い目の長さ」を「1番あらい」に設定する。
これでミシン側の準備の完了。
レースに2本の荒ミシンをかける。
縫い始めと縫い終わりは返し縫いをしない。
また次の工程でミシン糸を引っ張るため、縫い始め・縫い終わり両方とも糸を10cm程度残しておく。
荒ミシンの位置はこちらを参照。
2本の荒ミシンの「上糸同士」を画像のように結ぶ。
下糸はそのままでOK。
下糸を2本合わせて持つ。
糸を引っ張りつつレース生地を少しずつ寄せていく。
引っ張りにくくなってきたら、逆側からも同じように糸を引っ張り生地を寄せる。
画像のように、一度最小幅まで生地を寄せきってしまう。
この時点では生地がくるっと丸まっていてOK。
定規とレースを並べ、先ほどつけたレースの印が5cm間隔になるようにギャザーを開いていく。
最終的にレースの長さが40cmになるように調節する。
ブルマの「後ろパンツ」の生地に、画像を参照に5cm間隔で印をつける。
後ろパンツの印とレースの印がぴったりと合うように、まち針でとめていく。
(※印の場所にまち針を刺すとやりやすい)
2本の荒ミシンのちょうど真ん中を縫う。
(※この時ミシンの糸調子を元に戻してから縫うのを忘れずに!!)
縫えたらレースの上端を5mm程度切り落として生地端をまっすぐ整える。
また荒ミシンの糸を抜いておく。
レースの縫い目隠し用生地を作る。
生地の上下をアイロンで5mmずつ折り、幅1cmにする。
(1cm幅のリボンを使う場合はこの作業は飛ばして先に進んで下さい)
レースの左右の生地端から7mmのラインを縫い、レースが本体生地から飛び出さないようにしておく。
縫えたらレースの上端を隠すように、先ほど作った1cm幅の布を重ねる。
画像を参照に、2本のラインを縫う。
縫えるとこんな感じ。
次に色布のフリルを作る。
色布フリル用の生地を半分に折り、6cm幅にする。
「わ」と反対側の生地端を2枚まとめてジグザグミシンをかける。
上端に10cm間隔で印をつける。
画像の位置に2本の荒ミシンをかける。
下糸を引っ張り、ギャザーを最小幅まで寄せきる。
※荒ミシンのかけ方、ギャザーの寄せ方は先ほどのレースの場合と同じです。
定規とフリル生地を並べ、先ほどつけた生地の印が5cm間隔になるようにギャザーを開いていく。
最終的に長さが40cmになるように調節する。
ブルマの「後ろパンツ」の生地に、画像を参照に5cm間隔で印をつける。
後ろパンツの印とフリルの印がぴったりと合うように、まち針でとめていく。
この時レースとフリルが綺麗に重なっているか確認しながらとめると仕上がりが綺麗に。
フリルが本体布からはみ出ないように調節し、生地端から7mmのラインを縫っておく。
(左右両方とも)
2本の荒ミシンのちょうど真ん中を縫う。
(※この時ミシンの糸調子を元に戻してから縫うのを忘れずに!!)
縫えたら荒ミシンの糸を抜いておく。
次に白布のフリルを作る。
白布の生地の上下をそれぞれ5mm幅の三つ折りにして縫う。
(縫った後の布幅が7cm程度になっていればOK)
画像の位置に2本の荒ミシンをかける。
上端に10cm間隔で印をつける。
下糸を引っ張り、ギャザーを最小幅まで寄せきる。
※荒ミシンのかけ方、ギャザーの寄せ方は先ほどのレースの場合と同じです。
こちらも先ほどのレースや色布フリルと同じく、定規と合わせながら印が5cm間隔になるように開き、最終的に長さが40cmになるように調節する。
ブルマの「後ろパンツ」の生地に、画像を参照に5cm間隔で印をつける。
後ろパンツの印とフリルの印がぴったりと合うように、まち針でとめていく。
フリルが本体布からはみ出ないように調節し、生地端から7mmのラインを縫っておく。
(左右両方とも)
2本の荒ミシンのちょうど真ん中を縫う。
(※この時ミシンの糸調子を元に戻してから縫うのを忘れずに!!)
縫えたら荒ミシンの糸を抜いておく。
白布フリルの縫い目隠し用生地を作る。
生地の上下をアイロンで6mmずつ折り、幅1.3cm程度にする。
(1.3cm幅のリボンを使う場合はこの作業は飛ばして先に進んで下さい)
ちなみにバイアステープメーカーと使うとこういう作業がとても楽になります。
好きな幅のバイアステープが作れる優れものアイテム。
私は3種類持っていますが、共布でバイアステープを作りたい時にとっても重宝しています(´∀`)♪
白布フリルの縫い目を隠すように、布を重ねる。
画像を参照に、上下2本のラインを縫う。
後ろパンツの完成。
フリルが付いたら後ろパンツを前パンツと中表に合わせ、後は【基本のベビーブルマ】の縫い方通りに進めていく。
脇を折り伏せ縫いするときは、フリルが重なって縫いにくいので慎重に。
表側のフリルが脇線の縫い目に巻き込まれてめくれ上がってしまわないように十分注意して下さい。
三段フリルアレンジのベビーブルマ、完成です。
3種類のフリルがとっても華やか♪
地色を変えるとまた違った雰囲気に。
無地はシンプルで清楚ですし、ストライプや小花柄のような柄生地でも素敵ですよ。
【モデル:ももちゃん(月齢10ヶ月)】
三段フリルブルマを、10ヶ月のももちゃんに着用して頂きました。
たっぷりフリルの華やかさをばっちり着こなした、とっても愛らしいブルマ姿です^^
最近立っちしはじめたばかりというももちゃん。
ただでさえ後ろ姿が可愛らしいこの時期に、この三段フリルのブルマはより一層の愛くるしさを演出しています♪
普段は80サイズのももちゃんにぴったりのサイズ感で、素材が柔らかなせいかとても履かせやすかったとの事でした。
モニターご協力誠にありがとうございました(´∀`)
ブルマの生地は赤ちゃんに優しいダブルガーゼはもちろんのこと、軽やかなローンなどもおすすめです。
なお今回の見本作品は、
・本体および色布フリル→ダブルガーゼ
・白布フリル→綿ローン
…で作成しました。
制作の際の参考にして下さい。
たっぷりフリルのブルマは、女の子らしいオシャレを楽しむのにピッタリのアイテム。
この時期しか楽しめないブルマ、ぜひ作ってみて下さいね(´∀`)♪
↑基本のベビーブルマの作り方はこちら。
ブルマが出来たら、お揃いでスタイやベビーヘアバンドもいかがですか?
その他当ブログの無料型紙/作り方一覧はこちらからどうぞ。
↓
うろこのやる気スイッチ!
次の無料型紙作成のモチベーションになります。
作り方と型紙がお役に立ちましたら、ポチッと応援クリックをお願いします。
↓
Instagramやってます!
お気軽にフォローして下さいませ(´∀`)
・Amazonで定番人気のベビーグッズあれこれ→★
ブルマにタイツって赤ちゃんらしくて
本当にかわいいですよね。
娘が生まれたら絶対着せたいです!
(ブルマ期すぎた息子持ちなので笑)
ひとつ質問なのですが淡い色の無地のガーゼ地は透ける場合があるかと思うのですが裏地は必要でしょうか?
ブルマではなく今回はシーツカバーを作ろうと思いまして、、、よかったら教えていただきたいです。よろしくお願いいたします。
はじめまして!コメントありがとうございます^^
赤ちゃんのブルマ姿って本当に可愛いですよね〜♪
我が家も下の子がもういい加減ブルマ期は卒業なので寂しい限りです(苦笑)
ご質問の件ですが、やはり淡い色の無地ガーゼはそこそこ透けてしまうかな〜というのが私の個人的感想です。
あとはそれをどれくらい気にするか…かなと思います。
淡い色のブルマにオムツの柄がうっすら見えてしまう…なんてのは案外あるかもしれませが、赤ちゃん時期なら許されるかも?と考える方も多いかも。
シーツだと中の布団(マットレス?)が柄物という事でしょうか?
もし本人や親目線で気になるようでしたら、裏地をつけてしまうかいっそ4重ガーゼで作ってしまうのも手かもしれませんね(´∀`)
うろこさんの型紙で、スタイを作らせていただきました!初心者にもとても分かりやすく、出来上がりにとても満足しています(^^)
そこで今度はお揃いのふりふりブルマを作りたいのですが、できるだけ早く着せたい気持ちがあって(3ヶ月くらいから)、少し小さめのサイズに作りたいのですが、どの部分を小さくしたら良いかアドバイスをいただけないでしょうか?
はじめまして!コメントありがとうございます^^
今妊娠中なんですね〜赤ちゃん楽しみですね♪
さてご質問の件ですが、ブルマを小さく作る場合1番手っ取り早いのは型紙を全体的に縮小する事なんですが、このフリルブルマに関してはそのやり方はあまりおすすめ出来ないのです。
と言いますのも、作り方をご覧になって下さるとお分かりのように、このブルマはフリルの縫い付け箇所を「後ろパンツの生地端から○cm」のような形で指示してあります。
そして型紙を縮小すると後ろパンツも小さくなり、「○cm」という部分が全て狂ってきてしまうんですね;
なので敢えて縮めるとすれば縦の長さは変えず横幅をそれぞれ数センチ小さくする…というやり方になるかと思います。
ちなみに生後3ヶ月くらいなら既に70サイズの服を着る赤ちゃんも結構多いかなと思うのですが、このブルマは70〜90サイズ対応ですし、型紙通り作られて最初はゴムを短く入れて調節するというのも手かなと思いますがいかがでしょうか?
その方が長くブルマを楽しめますし、mioさんのお子さんの場合恐らく最初は秋冬にかけて着用すると思うので、タイツやレギンスとあわせるなら少しブルマに余裕があっても違和感はないかなと思います。
ご参考になれば幸いです(´∀`)
そのままのサイズで作ってみようと思います!
はじめまして!コメントありがとうございます。
ブルマのレシピを参考にして下さって嬉しいです^^
さてご質問の件ですが、下半身が立派との事。
中央に十字を足すアレンジ方法の場合ウエストやお尻周り全体のサイズアップにはなるのですが、太もも周りがそのままなのでもしかしたら少し窮屈かもしれません。
もともと結構ゆったりしたサイズ感の型紙なのですが、太もも周りのゴムは少し長めに入れてあげると良いかもしれませんね。
(もしくは十字を足すのではなく型紙自体を拡大するか)
ちなみにこのブルマ、実は4歳100サイズの子が着用する事も可能でした…↓
http://urokonohandmade.seesaa.net/article/464859985.html
もし余力があれば、フリル無しのブルマ本体のみで一度ざっくり縫ってみてサイズ感を見て見るのも1つの手段かなと思います。
ご参考になれば幸いです。
お返事くださりありがとうございます!こどもが風邪をひいてしまいお礼が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。アドバイスありがとうございます。一度作ってみます。不器用なのですが(^o^;)本当にかわいいので、どうしても作りたくて。頑張ります(*^^*)
いえいえ!お忙しいのにわざわざお礼のコメントをありがとうございます^^
子育て中は子供の都合に振り回されるのが仕事みたいなものですものね…(苦笑)
作成頑張って下さいね!
お嬢様の可愛らしいブルマ姿が堪能できますように〜(´∀`)