2019年09月16日

花びらスタイの花びらを綺麗に縫うコツについて

花びらを綺麗に縫うコツ2.jpg

こんにちは!うろこ(@urokonohandmade)です。

当ブログ無料型紙の中でも、1・2を争う人気型紙「花びらスタイ」。
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花びらスタイ1.jpg

花びらのような形はとっても可愛らしいのですが、その反面この「もくもく」としたスカラップ部分を綺麗に縫うのが難しい!!・゚・(ノД`)・゚・。。との感想も各方面から頂いております(苦笑)

そこで今回はご質問の多い「花びらを綺麗に縫うコツ」について、詳しく解説していきたいと思います。



まず始めに。

綺麗に縫えないとはどういう状態を指すのか?



…とう点について、明確にしておきたいと思います。


皆さんからご質問を頂く、双璧とも言える「2大お困りポイント」はこちら。
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@花びらが綺麗な丸みを帯びた形にならない

A花びらの谷の部分に変なシワが寄ってしまう

花びらを綺麗に縫うコツ3.jpg

大きく分けるとこの2点が皆様のお困りポイントのようです。

それではこの2つの問題点を解決すべく、手順画像と共に解説していきたいと思います。



【綺麗に縫うコツその@】
花びらを縫うコツ1.jpg

花びらの縫い線の下描きをしっかりとしておくこと。

美しい花びらを縫う為には、この下描きの線が重要です

線が綺麗に描けていれば描けている程、仕上がりは綺麗になると言っても過言ではありません。

この出来上がり線を描くには型紙をもう1枚印刷して、「実際の出来上がり線」の方で切り抜き、生地に当ててなぞりながら線を描くと綺麗な下描き線を描くことが出来ます。
花びらを綺麗に縫うコツ4.jpg

フラワーリングスタイmake13.jpg
↑※これはフラワーリングスタイの画像ですが、やり方は同じです。

縫うときはこの下描き線をしっかりと意識しながら縫う。

これだけでも数段綺麗な丸みを帯びた花びらに縫い上がります。

そして更にミシンの場合、カーブの部分は4針進む毎にミシンの押さえを上げて向きを微調整しながら縫うと、より綺麗になりますが……。
まあかなり手間がかかるので、この辺りは余力に応じてやってみて下さい(苦笑)

なにはともあれミシン熟練者さんなら下描き無しでも裁断してある生地端から「○mm」のラインを正確に縫うことが出来るかもしれませんが、それはかなりの上級技です。

実際私も花びらを縫うときには縫い線をしっかりと描いてからミシンをかけていますよ(´∀`)



【綺麗に縫うコツそのA】
花びらを縫うコツ2.jpg

花びらの谷の部分を、敢えて一針だけ真横に縫う。

谷の部分に変なシワが寄ってしまう原因は、この谷部分の縫い目が急角度のV字になってしまっている事が原因です。

谷の部分を縫うとき、ミシンの場合は一度谷の一番深いところまで針を進めてから押さえを上げて、進行方向を変えてから縫い進める事になるかと思います。

この時「谷への入り角度」「谷からの出る角度」急すぎたり狭すぎたりすると、表に返したときに残念なシワが出来てしまうのです。

型紙をご覧頂くと、谷の部分は実際のところ案外急な角度にはなっていない事がお分かりになるかと思います。

しかし一生懸命いくつもの花びらを縫っていると、焦って急な角度になりやすいのも事実です。

であれば、最初から急な角度になるのを回避するべく画像のように「敢えて一針だけ真横に縫う」のが有効な手段になります。

この方法は、花びらスタイよりももっと谷の角度が急な「フラワーリングスタイ」の縫い方にも有効です。
フラワーリングスタイmake21.jpg

慣れてきたら縫い線通りでも問題無く縫えますが、もしシワが寄ってお困りの場合やまだ自信が無いハンドメイド初心者さんの場合は、この方法を一度試してみて下さい(´∀`)



【綺麗に縫うコツそのB】
花びらを縫うコツ3.jpg

花びらの谷の周辺の縫い代は切り落として、ボリュームを無くしておく

谷の周りに余分な縫い代が残ったままだと、これも表に返したときに谷の部分に変なシワが寄る原因となります。

花びらスタイ15.jpg

ここで重要なのは「花びらの丸みに添ってV字の切り込みを入れること」と「あまり縫い目ギリギリまでハサミを入れない事」の2点です。

この加減が難しいのですが、縫い代を切り落としすぎると今度は表に返したときに谷部分が破裂してしまう!…という事態に陥ります(;´Д⊂)

画像を参照に、良い感じの切り込みを目指して頑張って下さい(´∀`)




さあ、ここまで気をつけながら縫った花びら部分。

これで表にひっくり返すと…

花びらを縫うコツ4.jpg

↑こんな感じのふっくらと美しい花びら部分が完成します!

変なシワも寄らず、綺麗な丸みを帯びた花びらスタイの完成です。
おめでとうございます( ´ ▽ ` )ノ


ちなみに…。

この谷の部分はどうしても負荷がかかる部分のため、表に返したときにほんの少しだけ中の縫い糸が表から見えてしまうことが多いです。

花びらを縫うコツ5.jpg

これはこのデザインの特性上です。

なので縫う糸の色を選ぶときは、是非とも見えても違和感が無い色を選んで下さい。

上記画像では説明をわかりやすくする為に、あえて「薄い水色の生地」に対して「黒糸」で縫っていますが、ご覧の通り表からチラ見えした糸は違和感ありありです(苦笑)

どうせ内側に隠れる部分だから何色の糸で縫ってもいいよね〜」と思うと、最後の最後でとっても残念な気分になります…。・゚・(ノД`)・゚・。



花びらを綺麗に縫うコツ5.jpg


@花びらの縫い線の下描きをしっかりとしておくこと。

A花びらの谷の部分を、敢えて一針だけ真横に縫うこと。

B花びらの谷の周辺の縫い代は切り落として、ボリュームを無くしておくこと。(ただし切りすぎ要注意



いかがでしょうか。

これで何となく綺麗な花びらが縫えそうな感じに思って頂けたのでしたら幸いです。

結局の所一つ一つの工程を丁寧にやっていくのが一番かなと思いますが、それを意識して出来るようになるとその他のアイテムを作る時のクオリティもぐっと上がるのではないかと思います♪

それは皆様ぜひ楽しいハンドメイドライフを〜(´∀`)

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posted by うろこ at 09:34| Comment(0) | 縫い方や処理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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