連日マスク関係のページにたくさんのアクセスを頂きありがとうございます。
さて。
ここ最近、立て続けに同じようなご質問を頂きました。
「うろこさんの立体マスク、「わ」で裁断せずに左右別々の布を使って作れませんか?」
…という内容です。
そうしたい理由は様々で、例えばデザイン上の理由だったり(片方は無地、片方は柄にしてみたい等)、あるいは手持ちの生地は「わ」で裁断できる大きさの物が無いのでもっと小さなハギレを活用したいという理由だったり。
今は特に長引く自粛期間のせいで気軽に買いに行けないし、ネットショップでもどこの生地屋さんも軒並み品薄で(ガーゼ以外もなんとなく品薄気味ですよね…)、皆さん何とか「手に入る生地で」マスクを作ろうと工夫されてらっしゃる方が多いですよね。
うちの立体マスクの型紙は「わ」で裁断するのでパーツが少なく縫う箇所も少ないのが一つのメリットではあるのですが、その分ある程度の大きさの布が必要になってくるのも事実です。
今回はそんな「手持ちのハギレをもっと活用してマスクを作りたい!」というリクエストにお答えして、「うろこの型紙を使いつつ、左右別の生地を使った立体マスクの作り方」をご紹介します。
レディースサイズの型紙で説明しますが、アレンジ方法自体はどのサイズでも同じです。
型紙の「わ」になる◎の部分に、図のように縫い代を足す。(5mm幅程度)
足した状態で切り抜いた型紙がこちら。
この型紙を使って、左右それぞれ1枚ずつ生地を裁断する。
裏地は1枚で裁断しても良いですし、表地と同じように縫い代を足して左右別布で裁断しても。
その辺はお好みでどうぞ。
表地の左右の生地を中表になるように合わせ、図を参照に赤線のラインを縫う。
(生地端から5mm程度内側のライン)
縫えたら頂点の部分を図のようにV字に切り落としておく。
生地を開き、縫い代を片側に倒しておく。
アイロンで形を整える。
この時鼻側の縫い代が少しはみ出ているので、カットしておくと仕上がりが綺麗になる。
あとは「基本の立体マスクの作り方」と同じように、裏地と縫い合わせて表に返し、押さえステッチを入れてから耳側を三つ折りにする。
左右別の生地を使った立体マスクの完成です。
全体的なフィット感やシルエットは、「わ」で裁断したときの物とさほど違いは無い感じです。
もし、縫い代を片側に倒すことによって出来る「鼻側の中央の縫い目の段差」が気になる場合は、上半分の縫い代だけ片側に倒さず開いておくのも良いかもしれません。
お好みによってアレンジして下さい。
ちなみに生地を「わ」で裁断して作るこの型紙のメリットとして、パーツや縫う箇所の少なさ以外にも「マスクの上下がパッとわかりやすい」というのがあります。
左右別の布で作るとどうしてもそのメリットは失われてしまいますので、何か目印になる物を縫い付けたりするといいかもしれませんね。
裏地だけでも「わ」で裁断した生地を使うと、それだけで目印になっていいかもしれません。
ほんの少しずつですが使い捨てマスクが出回り始めたとは言え、まだまだ気軽に買える状況ではないのでまだしばらくは布マスクが活躍しそうですね。
これからの主暑い季節に向けて、「無理なく手に入る生地でのマスク制作」のお役に立ちましたら幸いです。
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