2020年06月04日
セーラースタイの作り方【無料型紙】〜MORIKIKU×うろこのあれこれハンドメイドコラボレーション〜
夏にピッタリのおしゃれスタイルの1つといえば「セーラー服スタイル」。
爽やかな海を連想させるマリンスタイルのセーラー服は人気ですよね♪
今回はそんなセーラー服スタイルをスタイに取り入れた「セーラースタイ」の作り方を、無料型紙付きでご紹介します。
そして今回セーラースタイを作るに当たり、テキスタイルメーカーの「MORIKIKU」さんとコラボさせて頂く事になりました!
「MORIKIKU(森菊株式会社)」さんは愛知県三河地方で80年以上も「ものづくり」をされているメーカーさん。
伝統的な三河木綿や再生繊維など様々な取り組みをしていますが、中でも環境に配慮した「オーガニックコットン」を使用した生地を豊富に取り扱ってらっしゃいます。
オーガニックコットン、赤ちゃんのスタイにはぴったりですよね!
今回ダブルガーゼは勿論のこと、セーラースタイ作りに向いているMORIKIKUさんおすすめの涼やかな生地を、ご厚意によりあれこれと使わせて頂きました。
そちらもあわせてご紹介しますので、皆様も是非スタイ作りの参考にしてみて下さい(´∀`)
それでは材料および作り方です。
【出来上がり寸法】
縦幅(肩から裾まで)…約19cm
横幅…約19cm
首回り…約30cm
【材料】
・スタイ本体用生地…55cm×35cm
・パーツ部分用生地…40cm×50cm
・バイアステープ(両折れタイプ12〜13mm幅の物)…40cm
・プラスナップボタン…3組
・接着芯(薄手)…15cm×20cm
※スカーフ部分にも接着芯を使う場合は30cm×20cm必要
※パーツ部分に柄の方向がある生地(ストライプなど)を使う場合、縦方向が50cm必要となる。
【必要な道具】
・ミシンとミシン糸
・裁ちばさみ(もしくはロータリーカッター)
・まち針(もしくはクリップ)
・アイロン
・糸切りばさみ
・定規
・目打ち
・チャコペン(布用ペン)※あると便利
・クリップ※あると便利
・ハンディプレス(ワンタッチタイプのボタンの場合は不要)
【パーツの配置の参考例】
上記はスタイ本体と各パーツを、それぞれ1枚の生地から裁断する場合の参考配置例です。
生地に余裕がある場合はもちろんこの通りにしなくても問題ありません。
お好みによってスカーフなどを別布で取って、ご自由にアレンジして下さい。
型紙を印刷し、生地のカット線でそれぞれ切り抜く。
2枚ある襟の型紙のうち1枚を裏返し、のりしろで貼り合わせる。
生地を裁断する。
生地裁断の三種の神器
裁断がやみつきになる切れ心地。
安心の広さと包容力抜群のタフガイ。
押さえた生地は決して逃がさない。
我が家の三種の神器。
作業効率が格段にアップします(´∀`)
今回のセーラースタイのようなパーツが多く曲線も多い型紙を使って、生地を「短時間で」「正確に」切りたい時には最適のアイテム。
今後色々なハンドメイドに挑戦してみたいな〜とお考えの方には、是非オススメしたい3点グッズです。
ロータリーカッターは用途に合わせてどうぞ♪
・スタイ本体…4枚
・持ち出し部分…1枚
・セーラー襟…1枚
・胸当て…1枚
・スカーフ…4枚
・スカーフ留め具…1枚
接着芯は、
・胸当てと同じサイズ1枚
・持ち出し部分と同じサイズ1枚
を裁断する。
この他、スカーフ用の生地が薄手で補強したい場合は、スカーフと同じサイズを2枚裁断する。
また、襟と胸当ては「わ」で裁断する。
【持ち出し部分を作る】
持ち出し部分の生地の「裏側」に接着芯を貼り、中表に折る。
生地端から5mmのラインを、左右それぞれ縫う。
表に返し、アイロンで形を整える。
長辺が7cmになっていればOK。
【本体部分を作る】
本体生地2枚を中表に合わせる。
先端部分を、生地端から7mmのラインで縫う。
縫えたら角を切り落とす。
縫い代を開く。
残りの2枚の生地も同じように縫う。
本体生地同士を中表に合わせる。
画像に示してある位置関係によく注意し、先ほど作った「持ち出し部分」を挟む。
生地端から7mm内側の赤線部分を縫う。
※青線部分が左右同じ長さになるように、よく気をつける事。
縫えたら図のように角を切り落とす。
首回りにも切り込みを入れておく。
表にひっくり返す。
アイロンで形を整える。
正面から見たとき左右のバランスが取れていると、仕上がりがとても綺麗。
【襟部分を作る】
セーラー襟を中表になるように半分に折る。
画像を参照に、生地端から7mmのラインを左右それぞれ縫う。
※縫い代を余分にとってしまうと、本体に対して襟の長さが足りなくなる恐れがあるのでよく注意して縫う。
↓
縫えたら表にひっくり返し、アイロンで形を整える。
先端部分の飛び出た縫い代を切り落とす。
【本体と襟を縫い合わせる】
使用するバイアステープは画像の通り。
片側の先端を5mm程度折る。
本体の表側に襟を重ねる。
画像の位置関係を参照に、本体・襟・バイアステープを重ねる。
そのまま全体をまち針で留めていく。
この時、本体・襟・バイアステープを3枚重ねて持ち上げて、数cmずつ引っ張りながらまち針を打つとやりやすい。
画像の位置を参照に、バイアステープの端を折り返す。
この赤線部分が左右同じ長さにすると、仕上がりのバランスが綺麗になる。
バイアステープの折り目ラインを図のように縫っていく。
カーブ部分はゆっくりと。
最後は赤丸部分に向かって縫う。
全体が縫えたらこんな感じ。
先端部分はそれぞれこんな感じ。
はみ出した襟の先端部分を切る。
※バイアステープを一緒に切らないように要注意!
首回りのカーブがきつい部分に切り込みを入れる。
バイアステープを縫い目で折り返す。
そのまま裏側に折り込む。
図のようにバイアステープの上を縫っていく。
カーブ部分では本体側を平らにのばし、シワが寄らないように縫っていく。
(襟の方を持ち上げて寄せながら縫うと綺麗に縫いやすい)
縫えたらこんな感じ。
本体部分の完成。
左右対称になっていると綺麗。
【各パーツを作る】
胸当てに接着芯を貼る。
中表に折り、返し口を残して生地端から7mmのラインを縫う。
角を切り落とす。
表に返し、押さえのステッチを入れる。
胸当て部分の完成。
【留め具部分を作る】
スカーフの留め具布を縦半分に折る。
一度開いてから図のように折る。
更に半分に折り、両サイドを縫う。
留め具の完成。
【スカーフ部分を作る】
※スカーフ部分に使う生地が薄手で張りを持たせたい場合は、スカーフにも接着芯を貼る。
(片面だけでOK)
留め具を半分に折り、型紙の位置を参照にスカーフの表側に置く。
図のように生地端から3mm内側を縫っておく。
中表になるようにスカーフ用の生地を重ね、返し口を残して生地端から7mmのラインを縫う。
この時留め具はいったん外側に出しておく。
(返し口付近を縫うときの邪魔になるため)
この様に途中まで縫ってから…
元の位置に戻すと縫いやすい。
縫えたら角を切り落とす。
丸み部分には切り込みを入れておく。
返し口から表に返し、アイロンで形を整える。
生地端から2mmのラインに押さえステッチを入れる。
縫えたら留め具にスカーフの細い方をくぐらせつつ、留め具自体も裏返す。
こんな感じになればOK。
もう1枚のスカーフも、同じように作る。
(こちらは留め具が無いのでそのまま中表に合わせて縫い、返し口から表に返してから押さえステッチ)
【パーツを本体に縫い付ける】
スタイを裏側に向け、図を参照に印をつける。
胸当てを重ね、左側を三角に縫う。
プラスナップボタンをつける。
ボタンの位置の目安はこちら。
…ですがこれはあくまでも参考程度にとどめて、実際に正面から見た感じや持ち出し部分との重なり具合を見て、違和感の無い位置に取り付けることを優先して下さい。
目打ちで穴を開けてボタンを差し込み、ハンディプレスでぎゅっ!
取り付けるとこんな感じ。
ここではプラスナップボタンを使いましたが、金属のスナップボタンでもマジックテープでもお好みに合わせてアレンジして下さい。
胸当てにもボタンを取り付ける。
表側のボタンはセーラー襟で隠れる。
スタイの表側に、図を参照に印をつける。
印に合わせて留め具が付いた方のスカーフを置き、四角く縫い付ける。
反対側も同じように縫い付ける。
セーラースタイの完成です。
スカーフは留め具に通す向きを変えることによって、2通りのおしゃれが楽しめます。
生地を変えるとまた違った雰囲気に。
実際につけるとこんな感じ。
夏にぴったりのセーラースタイル♪
後ろ姿もとっても可愛いです。
【今回使った生地など】
セーラースタイを作るにあたり、テキスタイルメーカー「MORIKIKU(森菊)」さんよりたくさんの素敵な生地をご提供頂きました!
ありがとうございます。
今回使用した生地は、どれも無農薬栽培の綿から採った「オーガニックコットン」を使用しています。
手触りも柔らかく、赤ちゃんが使うスタイ作りにはぴったりです(´∀`)
作り方説明でも使ったこちらのラベンダー色の生地は、オーガニックコットンにテンセルの繊維を混ぜた物。
テンセルというのは木材パルプを溶剤で溶かして糸にした物だそうで、とても環境に優しい繊維です。
このシリーズは手触りが本当に優しく柔らかで、発色もとても綺麗♪
私が今回一番最初にサンプル生地として選ばせて頂いたのもこちらでした^^
またスタイ本体には、普通よりも手触りがやわらかなオックス生地を使用。
こちらもすごく優しい風合いで気持ちが良い生地です。
…………
こちらの本体に使っているのはオーガニックコットンと麻をまぜた生地。
やはり麻が入っているだけあってとても涼やかな風合いで、程よい張りもあったのでとても縫いやすい生地でした!
森菊の担当者さんにもおすすめ頂いたこちらの生地、夏場のスタイににはとても向いていると思います♪
…………
こちらのピンクの生地は「サッカー生地」で、ポコポコとした立体的な風合いが特徴。
縮み率の違う縦糸を何本か置きに配列することでこの独特な凹凸ができ、そのおかげでとても「通気性・放湿性」に優れた生地になっています。
この生地は薄手なのにとても張りがあって縫いやすく襟やスカーフの形も綺麗に出たので、セーラースタイにはとても向いているなと思います!
発色も綺麗で、カラー展開も豊富なんですよ♪(´∀`)
…………
こちらのターコイズの生地は、言わずと知れたオーガニックコットンのダブルガーゼ!
この生地はプリント柄ではなくジャガード織機で柄を表現したもので、ガーゼならではのふわふわ感がより一層感じて頂けると思います(´∀`)
色合いも私好みの優しいパステル系が勢揃い♪
水玉以外にしずく柄や星柄もあって素敵です(´∀`)
今回ご紹介した生地を始め、森菊さんの取り扱い生地はこちらの楽天店舗「kiji store」さんで購入する事が出来ます。
皆様是非チェックしてみて下さいね!(´∀`)
型紙はこちらになります。
セーラースタイ無料型紙1-3.pdf
PDF形式です。
縮小・拡大無しでA4用紙3枚で印刷可能。
Adobe Acrobat Readerをお持ちで無い方は、先に無償ダウンロードしてからご利用下さい。
Adobe Acrobat Reader公式サイト
型紙は縫い代込みです。
印刷したときに記載してある5cmのラインが、実際紙の上で5cmになっているかどうかだけご確認下さい。
【商用利用について】
個人の範囲に限り商用利用を許可します。
当ブログの型紙で作った物をminneやメルカリ、バザー、フリーマーケットなどで販売するのはOKです。
企業(法人)、店舗、有料教室での利用・二次配布は固くお断り致します。
※型紙そのものの、サイト、店舗、教室での二次配布・転売・オークション出品はご遠慮下さい。
※手芸教室・サークルなどでご使用になりたい場合は、コメント欄までご連絡下さい。
※またネット上で作品を販売する際、当ブログを画像を商品ページに無断転載することを禁止致します。
もしブログやInstagramアカウントなどお持ちでしたらご紹介下さったりリンクを貼って頂けると嬉しいです(´∀`)
インスタグラムのアカウントはこちら↓
@urokohandmade
当ブログの型紙や作り方で作った作品をアップされる場合、良ければ是非「#うろこのあれこれハンドメイド」とハッシュタグを付けて下さいませ。
夏にぴったりの涼やかなセーラー襟スタイ。
是非お好みにあわせていろいろな生地で作ってみて下さいね♪
うろこのやる気スイッチ!
次なる制作活動のモチベーションになります。
作り方や型紙がお役に立ちましたら、ポチッと応援クリックをお願いします。
↓
Instagramやってます!
Twitterアカウントはこちら♪
うろこ(@urokonohandmade)
お気軽にフォローして下さいませ(´∀`)
・Amazonで定番人気のベビーグッズあれこれ→★
この記事へのコメント
コメントを書く