国語辞典や英語の辞書など、分厚い書籍に使用できるブックカバーの作り方です。
持ち手が付いているのでそのまま持ち運ぶのにとても便利!
小学生が学校机のサイドフックに掛けておくのにもぴったりです。
付箋などを収納するための外側ポケット付きなので、付箋学習にもおすすめ。
基本の作り方をマスターすれば、サイズをアレンジしてレビューブックカバーなどにも使えます。
それでは材料及び作り方です。
【出来上がり寸法】
縦19cm×横32cm(広げて平置きした状態)
※今回の見本では表紙サイズ13cm×18.8cm、厚み5cmの辞書を使用
【対応書籍サイズについて】
表紙サイズ13.5cm×19cm、厚み5.5cm以下の書籍に使用可能です。
【参考例】
国語辞典…表紙13.5cm×18.8cm×厚み5.5cm
漢字辞典…表紙13cm×18.8cm×厚み5cm
英語辞典…表紙13.3cm×18.8cm×厚み3.8cm
上記画像の中で一番薄いのは英語辞典(厚み3.8cm)です。
少しカバーの表紙部分に余裕がある感じですが、そのままのサイズで充分使用可能です。
概ね「表紙がB6サイズ、厚みが5.5cm以下」の書籍ならお使い頂けるかと思います。
【材料】
・表地1…55cm×50cm程度
(本体表/袖/留め具/外側ポケット)
・表地2…20cm×50cm程度
(背表紙/持ち手)
・裏地…40cm×25cm程度
・プラスナップボタン…2組
・ネームタグ(お好みで)
【必要な道具】
・ミシンとミシン糸
・裁ちばさみ(もしくはロータリーカッター)
・まち針
・アイロン
・糸切りばさみ
・定規
・目打ち
・チャコペン(布用ペン)※あると便利
生地を裁断する。
生地裁断の三種の神器
裁断がやみつきになる切れ心地。
安心の広さと包容力抜群のタフガイ。
押さえた生地は決して逃がさない。
我が家の三種の神器。
作業効率が格段にアップします(´∀`)
今回の辞典カバーようなパーツ数と直線が多いアイテムの生地を「短時間で」「正確に」切りたい時には最適のアイテム。
今後色々なハンドメイドに挑戦してみたいな〜とお考えの方には、是非オススメしたい3点グッズです。
ロータリーカッターは用途に合わせてどうぞ♪
下の画像を参考に、各パーツを切り出す。
・表地…21.5cm×35cm(1枚)
・裏地…21.5cm×35cm(1枚)
・袖用生地…21.5cm×10cm(2枚)
・背表紙用生地…21.5cm×15cm(1枚)
・持ち手用生地…10cm×25cm(2枚)
・留め具用生地…7cm×13cm(2枚)
・外側ポケット用生地…9cm×12cm(3枚)
メインとなる表地は、柄に方向がある生地を使う場合は向きに注意して裁断する。
↑持ち手が「上」と見なす場合、画像のように「わ」の反対側が上になる。
↑上の画像のように裁断してしまうと、持ち手を上にしたときに少し違和感が出るので要注意!
柄が一方方向の生地の場合は、2枚裁断して最初に中央で縫い合わせ、1枚の状態にすると良い。
最初に持ち手を作る。
持ち手用の生地に、アイロンで2.5cm幅の折り目をつける。
折りたたんだ状態。
画像のように生地端から2mm程度のラインを縫う(両側)
もう1本も同じように縫う。
持ち手の完成。
背表紙用の生地の両端を1cm折る。
本体表地の中央と位置を合わせ、生地端から2mmのラインで縫い合わせる。
縫えたらこんな感じ。
留め具を作る。
留め具用の生地を中表に合わせ、画像を参考に印をつける。
赤線のライン上を縫う。
縫えたら画像のように余分な縫い代をカットする。
アイロンで縫い代を割る。
表側にひっくり返してアイロンで形を整え、生地端から2mmのラインに押さえステッチを入れる。
留め具の完成。
※ちなみに先を尖らせてあるのはあくまでもデザイン上のものなので、面倒な場合は普通の直角に縫って下さい。
外側ポケットと蓋を作る。
ポケット&蓋用生地のうち2枚を中表に合わせ、生地端から1cmのラインに印をつける。
角は画像のように1.5cm程度の丸みをつける。
角の丸みはフリーハンドで描いても良いが、例えばミシン糸巻きの丸みなどを使って描くと便利。
※ちなみに丸みはあくまでもデザイン上のものなので、面倒な場合は丸みをつけず直角に縫って下さい。
赤線のライン上を縫う。
縫えたら画像を参考に余分な縫い代をカットする。
縫い代を割ってから表側にひっくり返す。
アイロンで形を整えたら、上側を1cmのラインで内側に折り込む。
こんな感じ。
生地端から2mmのラインに押さえステッチを入れる。
蓋の完成。
次にポケット本体を作る。
ポケット生地の上側を5mm幅の三つ折りにして画像のように縫う。
残り3辺を、アイロンで1cm程度内側に折る。
この時、先ほど作った「蓋」と同じ幅になるように調節する事。
折り位置が決まったら、縫い代を3〜4mm程度カットしておくとポケット内側がスッキリする。
ポケット本体を表地に重ねる。
ポケット本体と表地本体の中央をあわせる。
背表紙とポケットの間は5mm程度離す。
位置が決まったら生地端から2mmのラインを縫う。
縫えたらこんな感じ。
蓋をポケット本体にピタリと沿わせ、赤線のライン上を縫う。
(負荷のかかる部分なので、両端はしっかりと返し縫いして下さい)
縫えたらこんな感じ。
袖部分(表紙/裏表紙を挟む部分)を作る。
袖用生地の片側を5mm幅の三つ折りにして縫う。
もう1枚も同じように縫う。
もしネームタグなどをつけるならこの時点で縫い付ける。
(位置はお好みで。縫い代で隠れる部分を考慮して下さい)
幅2cmの物を8cmでカットし、両側1cmずつ折って縫い付けています。
本体生地と各パーツを重ねていく。
ポケットの蓋は邪魔にならないようにまち針などで内側にとめておく。
ポケットの上に留め具パーツを中央を合わせて重ねる。
更に上から持ち手を重ねる。
留め具との間は5mm程度あける。
縫い代側をクリップやまち針で固定し、持ち手の上側になる部分も邪魔にならないようにマスキングテープなどで留めておく。
反対側の持ち手も固定する(なるべく左右対称になるように)
袖パーツを重ねる。
最後に裏地を「中表」になるように重ねる。
※袖パーツや裏地は、重ねる際に裏表に注意して下さい
角や袖パーツと重なる部分は縫いズレしやすいので、各所しっかりと固定しておく。
生地端から1cmのラインを、返し口を7cm程度残して縫う。
パーツがたくさん重なって全体的に重たくなっているので、縫う時に画像のように反対側を折り上げてミシン側に引っ張り上げておくと縫いズレが発生しにくいです。
縫えたら角の縫い代をカットする。
先に内側に留めてあるまち針などを取り除く。
返し口から表にひっくり返す。
角や辺の部分は、目打ちや先端に丸みのある平たい棒(=木製マドラーなど)を使うと綺麗。
アイロンで全体の形を整える。
背表紙の赤線の部分に押さえステッチを入れる。
(これで返し口も閉じることになる)
縫えたらこんな感じ。
蓋にプラスナップボタンをつける。
位置はボタンの中央が生地端から1cm程度内側になるあたり。
ハンディプレスでぎゅっ!
使う予定の付箋などを実際に入れてみて、蓋の折り返し幅を確認する。
ポケット側にもボタンをつける。
(画像ではボタンの中央が生地端から8mmの位置につけてあります)
実際に使う辞典などをカバーに入れてみる。
留め具にプラスナップボタンをつける。
(画像ではボタンの中央が先端より2cm内側の位置)
留め具を折り返して、対になるボタンの丁度良い位置を確認する。
本体側にボタンをつける際には、袖まで一緒に巻き込んでしまわないように要注意。
持ち手付き辞典カバーの完成です。
カバーが付いた状態で、ゆったり辞典を使うことが出来ます。
外側のポケットには、「2.5cm×7.5cm」の付箋を、同時に3個収納することが可能です。
持ち手がついているので、教室内を持ち運ぶのも簡単。
机のサイドフックに引っ掛けておけるので、調べたいときにサッと使えるのが何よりも魅力です(´∀`)
辞典カバーの魅力は、こちらの「小3長女のリクエスト「国語辞典カバー(持ち手付き)」を作ってみた。」という記事に書き綴ってあるので、よければ参考に見て見て下さい♪
小3長女のリクエスト「国語辞典カバー(持ち手付き)」を作ってみた。
辞典カバーのサイズ感…と、長女の辞典の変わり果てた現在の姿
【今回使った生地など】
植物モチーフのサークル柄がとても素敵です。
ツイルはやや厚みがあって縫いやすく、オックスやシーチングなどとの相性も良いので入園入学グッズにもおすすめです。
こういう何気ない水玉生地って使いやすいですよね(´∀`)
【辞典カバーにおすすめ生地】
個人的には表地には厚手(オックス、ツイル、帆布など)でも薄手(ブロード、シーチング、スケア、ポプリン、ローン)でも問題ないと思います。
裏地には薄手の生地がおすすめです。
また持ち手は厚手の生地、もしくは持ち手用のアクリルテープなどでも良いと思います。
個人的には表地には厚手(オックス、ツイル、帆布など)でも薄手(ブロード、シーチング、スケア、ポプリン、ローン)でも問題ないと思います。
裏地には薄手の生地がおすすめです。
また持ち手は厚手の生地、もしくは持ち手用のアクリルテープなどでも良いと思います。
ちなみにこちらは表地も裏地も薄手の生地(ブロード)、背表紙と持ち手部分は厚手の生地(デニム)で作りました。
↓
生地選びの際の参考にしてみて下さい。
↑他にもおしゃれな生地が盛りだくさん!
楽天市場でのお買い物はこちらからどうぞ〜(´∀`)
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ご自分のお好みに合わせてぜひ作ってみて下さいね(´∀`)
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・Amazonで定番人気のベビーグッズあれこれ→★
子供が保育園に入園するにあたって水筒が必要になるのですが、ステンレスの水筒自体にクッション性のあるカバーをつけないといけなくて(°_°)
作り方をご指南いただきたいですm(__)m
こんにちは!コメントありがとうございます。
そして保育園ご入園おめでとうございます^^
リクエスト頂いた水筒カバーの件ですが、現在他にもリクエストを頂いている案件が非常に多く、また我が子の入学準備なども重なっており、こんさんのお子様のご入園までに作り方を試作撮影してブログへ掲載するのは時間的に難しい状況です;
余裕が出来た際には一度考えてみようかなとは思いますが、せっかくリクエスト頂いたのにすぐにお力になれず本当に申し訳ございません。
確かに考えてみれば入学入園の一番リクエストも多い時期なのかもしれませんね(^_^;)
忙しいとは思いますが、これからも色々な手作りグッズの更新を楽しみにしています★
本当にお力になれず申し訳ありません;
また順次リクエスト消化していきたいと思っていますので、今後ともどうぞ宜しくお願い致します^^
辞書カバーを作りました
そのままのサイズで
小学新国語辞典 三訂版 (光村の辞典)
↑木の表紙のやつです
にぴったりでした!
ありがとうございました
はじめまして!コメントありがとうございます。
辞書カバーのレシピを参考にして下さったんですね。
たくさんあるレシピの中から選んで頂けて嬉しいです^^
光村さんの国語辞典にもそのままサイズでピッタリだったとのこと、有益な情報もありがとうございました♪
分かりにくくて途中で断念してしまうものも多々ある中、本当に分かりやすくて無事作り終わりました。ありがとうございました。また参考にさせていただきたいと思います。
こんにちは!コメントありがとうございます。
辞書カバーの作り方を参考にして下さって嬉しいです^^
ブログを運営していて「分かりやすい」と言って頂けるのが本当に一番嬉しい褒め言葉ですので、のびママさんにもそう思って頂けて光栄です♪
息子さん、辞書カバーを活用してくれるといいですね(´∀`)
また何かあれば是非!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします😊