入園入学の準備品、ランチタイムの定番アイテムの1つ「お弁当袋」。
毎日お弁当が必要な園児さんはもちろん、小学校でも遠足や校外学習などの日には案外お弁当が必要なことも。
こちらのページでは、小さなお子さんでも簡単に出し入れが出来る「横入れタイプ(封筒タイプ)」のお弁当袋の作り方をご紹介します。
中に入れる物の種類や大きさによってサイズが変わってくるので、用途に合わせて【S・M・L】の3サイズのレシピをご用意しました。
なお巾着タイプのお弁当袋についてはこちらのページをご覧下さい。
お弁当袋の作り方(裏地あり/切替あり/両結び)【入園入学グッズ】
それでは材料及び作り方です。
【出来上がりサイズ】
【Sサイズ】
・横幅15cm×縦幅12.5cm×マチ5cm
【Mサイズ】
・横幅18.5cm×縦幅12.5cm×マチ5.5cm
【Lサイズ】
・横幅20cm×縦幅13cm×高さ7cm
各サイズにどれくらいの物が収容可能かは、後述する参考画像をご覧ください。
【材料】
【Sサイズ】
・本体表地…横幅22cm×縦幅32cm
・本体裏地(キルティング生地)…横幅22cm×縦幅31.5cm
・蓋生地…横幅17cm×縦幅32cm
・面ファスナー(マジックテープ)…2.5cm幅のものを4cm
【Mサイズ】
・本体表地…横幅26cm×縦幅32.5cm
・本体裏地(キルティング生地)…横幅26cm×縦幅32cm
・蓋生地…横幅20.5cm×縦幅33cm
・面ファスナー(マジックテープ)…2.5cm幅のものを5cm
【Lサイズ】
・本体表地…横幅29cm×縦幅35cm
・本体裏地(キルティング生地)…横幅29cm×縦幅34.5cm
・蓋生地…横幅22cm×縦幅37cm
・面ファスナー(マジックテープ)…2.5cm幅のものを5cm
◆裏地が表地より5mm短いのは何故?
→裏地にキルティング生地を使う場合は、生地の厚みの差により裏地が小さめの方が収まりが良いからです。
裏地にキルティング生地を使わない場合(オックスやシーチングなどにする場合)は、表地と同じサイズで裁断してください。
【必要な道具】
・ミシンとミシン糸(もしくは縫い針と縫い糸)
・裁ちばさみ(もしくはロータリーカッター)
・まち針(もしくは手芸用クリップ)
・アイロン
・糸切りばさみ
・定規
・目打ち
・布用ペン
・仮止めのり(あると便利)
生地を裁断する。
生地の裁断にはこちらの「三種の神器」がおすすめ!
生地裁断の三種の神器
裁断がやみつきになる切れ心地。
安心の広さと包容力抜群のタフガイ。
押さえた生地は決して逃がさない。
我が家の三種の神器。
作業効率が格段にアップします(´∀`)
今回のお弁当袋などのように、長方形・正方形の直線を「短時間で」「正確に」切りたい時には最適のアイテム。
今後色々なハンドメイドに挑戦してみたいな〜とお考えの方には、是非オススメしたい3点グッズです。
見本作品は【Sサイズ】で作っていきます。
面ファスナーを付ける位置以外は、各サイズとも作り方は同じです。
画像を参照に、蓋生地に面ファスナー(マジックテープ)のオス側(チクチクする方)を縫い付ける。
最初と最後は返し縫い。以下「縫う」と書いてある場合は全て返し縫いを行う
【Mサイズ】の場合はこちら。
【Lサイズ】の場合はこちら。
面ファスナーなどの固い物はまち針が通りにくいため、仮止めのりなどで貼っておくと縫いやすい。
画像ではうっすら青色が透けて見えていますが、乾くと無色になります。
縫えたらこんな感じ。
蓋生地を中表になるように半分に折り、両端を縫い代1cmで縫う。
角部分は画像を参照に斜めに縫う。
…ですが、これは単なるデザインですので、そのまま直角に縫っても全く問題ありません。
お好みに合わせてどうぞ。
「蓋に丸みを付ける場合」や「表裏違う生地で蓋を作りたい場合」は、後述する参考画像をご覧ください。
画像を参照に、角の余分な縫い代をカットする。
この部分にも切り込みをいれておく。
縫い代をアイロンで割る。
表に返しアイロンで形を整え、生地端から2mm程度内側に押さえステッチを入れる。
縫えたらこんな感じ。蓋の完成。
本体表地に面ファスナー(マジックテープ)のメス側(ふわふわする方)を縫い付ける。
留める位置に幅を持たせたい場合は、上記画像の様に縦向きに縫い付ける。
【Mサイズ】の付け位置はこちら。
【Lサイズ】の付け位置はこちら。
表地と蓋生地の中央をあわせて重ね、生地端から5mmの位置を縫う。
※蓋の表裏に注意。重ねたときに両方の面ファスナーが見えるのが正解です。
縫えたら裏地を中表に重ねる。
キルティング生地は分厚いので、裁縫用クリップなどで固定するとずれにくい。
何かと使う機会も多いので1セット持っておくのもおすすめですよ(´∀`)♪ | 私が使っているのはこちらのタイプです。
生地端から1cmのラインを縫う。
キルティング生地はふわふわとして厚みがあるので、案外縫いズレを起こします。
ゆっくりとミシンを走らせながら、目打ちなどで生地を送り込んでやると綺麗に縫えます。
反対側も同じように生地端をあわせて、縫い代1cmで縫う。
この時、裏地のキルティング生地は5mm短く裁断してあるので、上記画像の様に少し浮くことになります。
(キルティング生地を使わず、表地裏地を同サイズで裁断した場合はフラットになります)
上下とも縫えたら生地を画像のようにたたみ直すし、縫い代1cmで両端を縫う。
裏地の片側には返し口を7cmあけておくのを忘れずに。
この時、表地と裏地の縫い目がきちんと合うように気をつける。
(※これはMサイズの画像です)
縫えたらマチを作る。
上記画像を参照に、縫い目から左右2.5cmの位置に印を付けて縫う。
【Sサイズ】…マチ5cm→縫い目から左右2.5cm
【Mサイズ】…マチ5.5cm→縫い目から左右2.75cm
【Lサイズ】…マチ7cm→縫い目から左右3.5cm
四隅が縫えたらこんな感じ。
マチの三角部分はそのままでも切り落としても、どちらでもお好みで。
◆クッション性を持たせたい→そのままで。
◆内側がモコモコするのが嫌、洗濯で乾きにくそう→切り落とす。
返し口から表にひっくり返す。
返し口にアイロンを掛けて形を整える。
返し口をコの字綴じ(ラダーステッチ)で縫っていく。
2〜3mmずつ生地をすくっていき…、
キュッと糸を引くと綺麗に閉じる。
最後は玉留めをして、生地の内側に入れてやると目立ちにくい。
裏地を本体に入れ込む。
袋口をぐるりと一周縫う。(生地端から7mm程度内側のライン)
この時縫い代付近は生地が何重にも重なってかなり分厚くなっているので、しっかりアイロンをあててなるべくフラットにしておく。
縫い目の長さも少し「粗め」にしておくと、生地に引っかかって針が進まない!…というのを防ぐことが出来ます。
最後にアイロンで全体の形を整えたら…
横入れタイプのお弁当袋の完成です。
小さな子でも扱いやすい面ファスナー。
内側はふっくらキルティング生地で、お弁当やカトラリーをしっかり守ってくれます。
【各サイズの収納量比較】
比較のサンプルに使ったお弁当箱とカトラリーケースは以下のサイズです。
◆アルミお弁当箱…幅13.8cm×奥行き9.8cm×高さ4.4cm、容量350ml
◆プラスティック製お弁当箱…:幅14.8cm×奥行12.3cm×高さ5.6cm、容量360ml
◆トリオケース…幅20.6×奥行8.2×高さ1.7cm
◆布製カトラリーケース封筒タイプ…短辺8.5cm×長辺20cm×厚み約1cm(中身を入れた状態で)
◆布製カトラリーケース仕切り付きタイプ…短辺9cm×長辺18cm×厚み約1cm(中身を入れた状態で)
【Sサイズ】
お弁当箱だけを入れたい人におすすめ
◆アルミお弁当箱のみ(上部に余裕あり)
◆プラスティック製お弁当箱のみ(ほぼジャストサイズ)
【Mサイズ】
お弁当箱とプラスワン(カトラリー、ランチョンマットなど)を入れたい人におすすめ
◆アルミお弁当箱+布製カトラリーケース仕切り付きタイプ+ランチョンマット
◆プラスティック製お弁当箱+布製カトラリーケース仕切り付きタイプ
◆アルミお弁当箱+トリオセット
◆プラスティック製お弁当箱+トリオセット(ギリギリ入るけど小さい子では入れにくいかも)
【Lサイズ】
お弁当箱とカトラリーケース、ランチョンマットの3点をゆったり入れたい人におすすめ
◆プラスティック製お弁当箱+トリオセット+ランチョンマット
◆プラスティック製お弁当箱+布製カトラリーケース封筒タイプ+ランチョン
◆アルミお弁当箱+トリオセット+ランチョンマット(上部に少し余裕があります)
各サイズの組み合わせ例と中身を入れた感じを参考に、お好みのサイズで作ってみて下さいね(´∀`)
【蓋に丸みを付けたい場合】
Mサイズの見本作品のように丸みのついた蓋にする事も出来ます。
◆デザインとして角より丸みがある方が好き
◆メインの蓋生地を節約したい
…という方におすすめです。
生地は表地裏地の2枚で裁断する。
【Sサイズ】…横幅17cm×縦幅17cmが2枚
【Mサイズ】…横幅20.5cm×縦幅17.5cmが2枚
【Lサイズ】…横幅22cm×縦幅19.5cmが2枚
マジックテープのオス側を縫い付ける位置は、中央の下から2cmの位置。
(各サイズ共通)
斜め角デザインの場合は上記画像を参照に縫う。
丸みデザインの場合は、上記画像を参照に丸みの線を描いておく。
見本作品では直径5cmのマスキングテープを使いました。
身近にある適当な大きさの円型の物を使って描いて下さい。
こちらはプードルファーマフラーの角丸み型紙ですが、それをお使いいただいても良いと思います。
プードルファーマフラー角丸み無料型紙.pdf
線が描けたら裏地と表地を中表に合わせる。
線の通り縫い、角の余分な生地をカットする。
角の丸み部分はV字にカットしておく。
面に返してアイロンで形を整え、生地端から2mm程度内側のラインにステッチを入れる。
蓋の完成です。
【本体の裏地はキルティング生地じゃないと駄目?】
いえいえそんなことはありません。
キルティング生地以外でも作れます。
上記画像は、本体を表地裏地ともにオックス生地で作った物です。
自立こそしませんが、中に物を入れれば問題なくお使いいただけます。
【横入れタイプのお弁当袋におすすめの生地】
表地か裏地かのどちらかにはオックス、ツイル、帆布、デニム、キルティング生地などの、中厚地〜厚地を使うとしっかりとするのでおすすめです。
両方とも薄手の生地(シーチングやブロード)だと少し強度的に弱めかもしれません。
リバティのタナローン等のような極薄地については、接着芯を貼って補強することをおすすめします。
最初にも記載しましたが、裏地にキルティング生地以外を使う場合は表地と同じサイズで裏地を裁断して下さい。
なお見本作品は、
【Sサイズ】蓋:オックス、本体表地ツイル、本体裏地キルティング生地
【Mサイズ】蓋:オックス、本体表地ツイル、本体裏地キルティング生地
【Lサイズ】蓋:オックス、本体表地:シーチング、本体裏地キルティング生地
…で作成しました。
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ランチタイムに素敵な彩りを♪
洗い替えも含めて、お気に入りの生地でぜひ作ってみて下さいね(´∀`)
【レシピ・型紙の商用利用について】
個人の範囲に限り商用利用を許可します。
当ブログのレシピや型紙で作った物をminneやメルカリ、バザー、フリーマーケット、店舗での委託などで販売するのはOKです。
企業(法人)及び店舗での商品化、有料教室での利用・二次配布は固くお断り致します。
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【入園入学グッズ関連】
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◇上履き入れ(シューズバッグ)の作り方はこちら→★
◇お着替え袋(体操服入れ)の作り方はこちら→★
◇ナップナックの作り方はこちら→★
◇お弁当袋の作り方はこちら→★
◇コップ袋(折りマチ/裏地あり/切替あり)の作り方はこちら→★
◇コップ袋(折りマチ/裏地なし/切替あり)の作り方はこちら→★
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◇ランチョンマット(裏地つき)の作り方はこちら→★
◇カトラリーケース(封筒タイプ)の作り方はこちら→★
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