2023年02月27日

お弁当袋(横入れタイプ)の作り方【S・M・Lサイズ】

お弁当袋横入れタイプmake66.jpg

入園入学の準備品、ランチタイムの定番アイテムの1つ「お弁当袋」

毎日お弁当が必要な園児さんはもちろん、小学校でも遠足や校外学習などの日には案外お弁当が必要なことも。

こちらのページでは、小さなお子さんでも簡単に出し入れが出来る「横入れタイプ(封筒タイプ)」のお弁当袋の作り方をご紹介します。

中に入れる物の種類や大きさによってサイズが変わってくるので、用途に合わせて【S・M・L】の3サイズのレシピをご用意しました。

なお巾着タイプのお弁当袋についてはこちらのページをご覧下さい。
お弁当袋make1.jpg
お弁当袋の作り方(裏地あり/切替あり/両結び)【入園入学グッズ】

それでは材料及び作り方です。



 
【出来上がりサイズ】
お弁当袋横入れタイプmake2.jpg
【Sサイズ】
・横幅15cm×縦幅12.5cm×マチ5cm

お弁当袋横入れタイプmake53.jpg
【Mサイズ】
・横幅18.5cm×縦幅12.5cm×マチ5.5cm

お弁当袋横入れタイプmake3.jpg
【Lサイズ】
・横幅20cm×縦幅13cm×高さ7cm

お弁当袋横入れタイプmake48.jpg
各サイズにどれくらいの物が収容可能かは、後述する参考画像をご覧ください。



【材料】

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【Sサイズ】
・本体表地…横幅22cm×縦幅32cm
・本体裏地(キルティング生地)…横幅22cm×縦幅31.5cm
・蓋生地…横幅17cm×縦幅32cm
・面ファスナー(マジックテープ)…2.5cm幅のものを4cm

お弁当袋横入れタイプmake54.jpg
【Mサイズ】
・本体表地…横幅26cm×縦幅32.5cm
・本体裏地(キルティング生地)…横幅26cm×縦幅32cm
・蓋生地…横幅20.5cm×縦幅33cm
・面ファスナー(マジックテープ)…2.5cm幅のものを5cm

お弁当袋横入れタイプmake6.jpg
【Lサイズ】
・本体表地…横幅29cm×縦幅35cm
・本体裏地(キルティング生地)…横幅29cm×縦幅34.5cm
・蓋生地…横幅22cm×縦幅37cm
・面ファスナー(マジックテープ)…2.5cm幅のものを5cm

◆裏地が表地より5mm短いのは何故?
→裏地にキルティング生地を使う場合は、生地の厚みの差により裏地が小さめの方が収まりが良いからです。
裏地にキルティング生地を使わない場合(オックスやシーチングなどにする場合)は、表地と同じサイズで裁断してください。



【必要な道具】
・ミシンとミシン糸(もしくは縫い針と縫い糸)
・裁ちばさみ(もしくはロータリーカッター)
・まち針(もしくは手芸用クリップ)
・アイロン
・糸切りばさみ
・定規
・目打ち
・布用ペン
・仮止めのり(あると便利)



お弁当袋横入れタイプmake1.jpg
生地を裁断する。

生地の裁断にはこちらの「三種の神器」がおすすめ!
生地裁断の三種の神器


裁断がやみつきになる切れ心地。



安心の広さと包容力抜群のタフガイ。




押さえた生地は決して逃がさない。

我が家の三種の神器。
作業効率が格段にアップします(´∀`)
今回のお弁当袋などのように、長方形・正方形の直線を「短時間で」「正確に」切りたい時には最適のアイテム。
今後色々なハンドメイドに挑戦してみたいな〜とお考えの方には、是非オススメしたい3点グッズです。

お弁当袋横入れタイプmake78.jpg
見本作品は【Sサイズ】で作っていきます。
面ファスナーを付ける位置以外は、各サイズとも作り方は同じです。

お弁当袋横入れタイプmake7.jpg
画像を参照に、蓋生地に面ファスナー(マジックテープ)のオス側(チクチクする方)を縫い付ける。

最初と最後は返し縫い。以下「縫う」と書いてある場合は全て返し縫いを行う


お弁当袋横入れタイプmake79.jpg
【Mサイズ】の場合はこちら。

お弁当袋横入れタイプmake8.jpg
【Lサイズ】の場合はこちら。

お弁当袋横入れタイプmake9.jpg
面ファスナーなどの固い物はまち針が通りにくいため、仮止めのりなどで貼っておくと縫いやすい。

うろこ愛用、布用ペンタイプのり。1つ持っていると本当に何かと便利です♪


画像ではうっすら青色が透けて見えていますが、乾くと無色になります。

お弁当袋横入れタイプmake10.jpg
縫えたらこんな感じ。

お弁当袋横入れタイプmake11.jpg
蓋生地を中表になるように半分に折り、両端を縫い代1cmで縫う。
角部分は画像を参照に斜めに縫う。

…ですが、これは単なるデザインですので、そのまま直角に縫っても全く問題ありません。
お好みに合わせてどうぞ。

「蓋に丸みを付ける場合」「表裏違う生地で蓋を作りたい場合」は、後述する参考画像をご覧ください。

お弁当袋横入れタイプmake12.jpg
画像を参照に、角の余分な縫い代をカットする。

お弁当袋横入れタイプmake13.jpg
この部分にも切り込みをいれておく。

お弁当袋横入れタイプmake14.jpg
縫い代をアイロンで割る。

お弁当袋横入れタイプmake15.jpg
表に返しアイロンで形を整え、生地端から2mm程度内側に押さえステッチを入れる。

お弁当袋横入れタイプmake16.jpg
縫えたらこんな感じ。蓋の完成。

お弁当袋横入れタイプmake18.jpg
本体表地に面ファスナー(マジックテープ)のメス側(ふわふわする方)を縫い付ける。

お弁当袋横入れタイプmake17.jpg
留める位置に幅を持たせたい場合は、上記画像の様に縦向きに縫い付ける。

お弁当袋横入れタイプmake80.jpg
【Mサイズ】の付け位置はこちら。

お弁当袋横入れタイプmake43.jpg
【Lサイズ】の付け位置はこちら。

お弁当袋横入れタイプmake19.jpg
表地と蓋生地の中央をあわせて重ね、生地端から5mmの位置を縫う。

※蓋の表裏に注意。重ねたときに両方の面ファスナーが見えるのが正解です。

お弁当袋横入れタイプmake21.jpg
縫えたら裏地を中表に重ねる。

お弁当袋横入れタイプmake22.jpg
キルティング生地は分厚いので、裁縫用クリップなどで固定するとずれにくい。

私が使っているのはこちらのタイプです。
何かと使う機会も多いので1セット持っておくのもおすすめですよ(´∀`)♪



お弁当袋横入れタイプmake23.jpg
生地端から1cmのラインを縫う。

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キルティング生地はふわふわとして厚みがあるので、案外縫いズレを起こします。
ゆっくりとミシンを走らせながら、目打ちなどで生地を送り込んでやると綺麗に縫えます。

お弁当袋横入れタイプmake25.jpg
反対側も同じように生地端をあわせて、縫い代1cmで縫う。

お弁当袋横入れタイプmake26.jpg
この時、裏地のキルティング生地は5mm短く裁断してあるので、上記画像の様に少し浮くことになります。
(キルティング生地を使わず、表地裏地を同サイズで裁断した場合はフラットになります)

お弁当袋横入れタイプmake28.jpg
上下とも縫えたら生地を画像のようにたたみ直すし、縫い代1cmで両端を縫う。

裏地の片側には返し口を7cmあけておくのを忘れずに。

お弁当袋横入れタイプmake81.jpg
この時、表地と裏地の縫い目がきちんと合うように気をつける。
(※これはMサイズの画像です)

お弁当袋横入れタイプmake29.jpg
縫えたらマチを作る。
上記画像を参照に、縫い目から左右2.5cmの位置に印を付けて縫う。

【Sサイズ】…マチ5cm→縫い目から左右2.5cm
【Mサイズ】…マチ5.5cm→縫い目から左右2.75cm
【Lサイズ】…マチ7cm→縫い目から左右3.5cm

お弁当袋横入れタイプmake30.jpg
四隅が縫えたらこんな感じ。

お弁当袋横入れタイプmake82.jpg
マチの三角部分はそのままでも切り落としても、どちらでもお好みで。

◆クッション性を持たせたい→そのままで。
◆内側がモコモコするのが嫌、洗濯で乾きにくそう→切り落とす。

お弁当袋横入れタイプmake31.jpg
返し口から表にひっくり返す。

お弁当袋横入れタイプmake32.jpg
返し口にアイロンを掛けて形を整える。

お弁当袋横入れタイプmake33.jpg
返し口をコの字綴じ(ラダーステッチ)で縫っていく。

2〜3mmずつ生地をすくっていき…、

お弁当袋横入れタイプmake34.jpg
キュッと糸を引くと綺麗に閉じる。

お弁当袋横入れタイプmake35.jpg
最後は玉留めをして、生地の内側に入れてやると目立ちにくい。

お弁当袋横入れタイプmake36.jpg
裏地を本体に入れ込む。

お弁当袋横入れタイプmake37.jpg
袋口をぐるりと一周縫う。(生地端から7mm程度内側のライン)

お弁当袋横入れタイプmake38.jpg
この時縫い代付近は生地が何重にも重なってかなり分厚くなっているので、しっかりアイロンをあててなるべくフラットにしておく。

お弁当袋横入れタイプmake39.jpg
縫い目の長さも少し「粗め」にしておくと、生地に引っかかって針が進まない!…というのを防ぐことが出来ます。

お弁当袋横入れタイプmake40.jpg
最後にアイロンで全体の形を整えたら…

お弁当袋横入れタイプmake41.jpg
横入れタイプのお弁当袋の完成です。

お弁当袋横入れタイプmake42.jpg
小さな子でも扱いやすい面ファスナー。

お弁当袋横入れタイプmake44.jpg
内側はふっくらキルティング生地で、お弁当やカトラリーをしっかり守ってくれます。



お弁当袋横入れタイプmake74.jpg
【各サイズの収納量比較】

比較のサンプルに使ったお弁当箱とカトラリーケースは以下のサイズです。
お弁当袋横入れタイプmake83.jpg
◆アルミお弁当箱…幅13.8cm×奥行き9.8cm×高さ4.4cm、容量350ml
◆プラスティック製お弁当箱…:幅14.8cm×奥行12.3cm×高さ5.6cm、容量360ml





お弁当袋横入れタイプmake84.jpg
◆トリオケース…幅20.6×奥行8.2×高さ1.7cm
◆布製カトラリーケース封筒タイプ…短辺8.5cm×長辺20cm×厚み約1cm(中身を入れた状態で)
◆布製カトラリーケース仕切り付きタイプ…短辺9cm×長辺18cm×厚み約1cm(中身を入れた状態で)



カトラリーケース仕切り付きタイプmake1.jpg

カトラリーケース封筒タイプmake1.jpg


【Sサイズ】
お弁当箱だけを入れたい人におすすめ
お弁当袋横入れタイプmake46.jpg
◆アルミお弁当箱のみ(上部に余裕あり)

お弁当袋横入れタイプmake45.jpg
◆プラスティック製お弁当箱のみ(ほぼジャストサイズ)



【Mサイズ】
お弁当箱とプラスワン(カトラリー、ランチョンマットなど)を入れたい人におすすめ
お弁当袋横入れタイプmake68.jpg
◆アルミお弁当箱+布製カトラリーケース仕切り付きタイプ+ランチョンマット

お弁当袋横入れタイプmake70.jpg
◆プラスティック製お弁当箱+布製カトラリーケース仕切り付きタイプ

お弁当袋横入れタイプmake71.jpg
◆アルミお弁当箱+トリオセット

お弁当袋横入れタイプmake72.jpg
◆プラスティック製お弁当箱+トリオセット(ギリギリ入るけど小さい子では入れにくいかも)



【Lサイズ】
お弁当箱とカトラリーケース、ランチョンマットの3点をゆったり入れたい人におすすめ
お弁当袋横入れタイプmake50.jpg
◆プラスティック製お弁当箱+トリオセット+ランチョンマット

お弁当袋横入れタイプmake51.jpg
◆プラスティック製お弁当箱+布製カトラリーケース封筒タイプ+ランチョン

お弁当袋横入れタイプmake85.jpg
◆アルミお弁当箱+トリオセット+ランチョンマット(上部に少し余裕があります)

お弁当袋横入れタイプmake67.jpg
各サイズの組み合わせ例と中身を入れた感じを参考に、お好みのサイズで作ってみて下さいね(´∀`)



【蓋に丸みを付けたい場合】
お弁当袋横入れタイプmake86.jpg
Mサイズの見本作品のように丸みのついた蓋にする事も出来ます。

◆デザインとして角より丸みがある方が好き
◆メインの蓋生地を節約したい

…という方におすすめです。

お弁当袋横入れタイプmake55.jpg
生地は表地裏地の2枚で裁断する。

【Sサイズ】…横幅17cm×縦幅17cmが2枚
【Mサイズ】…横幅20.5cm×縦幅17.5cmが2枚
【Lサイズ】…横幅22cm×縦幅19.5cmが2枚

お弁当袋横入れタイプmake56.jpg
マジックテープのオス側を縫い付ける位置は、中央の下から2cmの位置。
(各サイズ共通)

お弁当袋横入れタイプmake58.jpg
斜め角デザインの場合は上記画像を参照に縫う。

お弁当袋横入れタイプmake57.jpg
丸みデザインの場合は、上記画像を参照に丸みの線を描いておく。

お弁当袋横入れタイプmake60.jpg
見本作品では直径5cmのマスキングテープを使いました。
身近にある適当な大きさの円型の物を使って描いて下さい。

お弁当袋横入れタイプmake59.jpg
こちらはプードルファーマフラーの角丸み型紙ですが、それをお使いいただいても良いと思います。
プードルファーマフラー角丸み無料型紙.jpg
プードルファーマフラー角丸み無料型紙.pdf


お弁当袋横入れタイプmake61.jpg
線が描けたら裏地と表地を中表に合わせる。

お弁当袋横入れタイプmake62.jpg
線の通り縫い、角の余分な生地をカットする。

お弁当袋横入れタイプmake63.jpg
角の丸み部分はV字にカットしておく。

お弁当袋横入れタイプmake64.jpg
面に返してアイロンで形を整え、生地端から2mm程度内側のラインにステッチを入れる。

お弁当袋横入れタイプmake65.jpg
蓋の完成です。



【本体の裏地はキルティング生地じゃないと駄目?】
お弁当袋横入れタイプmake76.jpg
いえいえそんなことはありません。
キルティング生地以外でも作れます。

上記画像は、本体を表地裏地ともにオックス生地で作った物です。
自立こそしませんが、中に物を入れれば問題なくお使いいただけます。

【横入れタイプのお弁当袋におすすめの生地】
お弁当袋横入れタイプmake87.jpg
表地か裏地かのどちらかにはオックス、ツイル、帆布、デニム、キルティング生地などの、中厚地〜厚地を使うとしっかりとするのでおすすめです。

両方とも薄手の生地(シーチングやブロード)だと少し強度的に弱めかもしれません。
リバティのタナローン等のような極薄地については、接着芯を貼って補強することをおすすめします。

最初にも記載しましたが、裏地にキルティング生地以外を使う場合は表地と同じサイズで裏地を裁断して下さい。

なお見本作品は、

【Sサイズ】蓋:オックス、本体表地ツイル、本体裏地キルティング生地
【Mサイズ】蓋:オックス、本体表地ツイル、本体裏地キルティング生地
【Lサイズ】蓋:オックス、本体表地:シーチング、本体裏地キルティング生地

…で作成しました。

【入園入学グッズの表地におすすめの生地】
キルティング・オックス・ツイル・ブロード・スケア・シーチング・綿麻など

【入園入学グッズの裏地におすすめの生地】
ブロード・スケア・シーチング・ローンなど



↑お好みの生地探しはこちらから♪

【カラーテープ/カラー紐あれこれ】


お弁当袋横入れタイプmake75.jpg
ランチタイムに素敵な彩りを♪

洗い替えも含めて、お気に入りの生地でぜひ作ってみて下さいね(´∀`)



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posted by うろこ at 15:01| Comment(0) | お弁当グッズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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