保育園児に必要な大物布アイテムと言えば…そう、「お昼寝布団セット」。
園によってはレンタルできるところもあるようですが、やはり保育園入園となるとまず「揃えなきゃ!」となる筆頭アイテムですよね。
我が家の長女、0歳児クラスから入園したのでお昼寝布団セットを購入したのは当然0歳の赤ちゃんの頃。
ところが…、もう来年は小学生になろうかという年長クラスに進級した今になって、「お昼寝布団が小さくて狭くて寝られなーーい!ヽ(`Д´)ノ」と言い出しました(汗)
当時買ったのはお昼寝布団としてはごく標準と思われる「70cm×120cm」サイズ。
でも実寸はというと115cmくらい。(度重なる洗濯で縮んだのか?)
それに対して娘の身長は110cm弱。
うーむ…確かにジャストサイズというかギリギリというか…確かに余裕は無い感じ。
「狭くて寝られない」はまあ誇張表現だとしても窮屈なのは間違いが無く、本人の言うことも一理あると言うことで、今更感たっぷりですが昼寝布団を新調しました。
(同じ園に通う次女も使えるからと自分を納得させる母)
今回買ったのは一回り大きい「80cm×130cm」サイズ。
今まで使っていたシリーズの布団にはこのサイズは無いので特注でオーダーすることに。
…と、そこまでは良かった物の、今度はそのサイズの布団カバーが売って無い!
いや、正確に言えば売ってはいるけど、柄が全く好みではなかったり妙に値段が高かったり…(´Д`;)
ならば手作りしよう!!
…と言うわけで、大好きなダブルガーゼを使って、スナップボタンタイプの布団カバーを作ってみました。
今回のポイントは、
・ダブルガーゼで作るのでとにかく生地端の処理はしっかりガッツリと。
・洗濯に強い縫い方かつ、ジグザグを使わず簡単な直線縫いのみ。
・出し入れしやすい取り出し口デザインで。
・無地と柄を切り替えで使って、ちょっぴり可愛らしく。
・洗濯に強い縫い方かつ、ジグザグを使わず簡単な直線縫いのみ。
・出し入れしやすい取り出し口デザインで。
・無地と柄を切り替えで使って、ちょっぴり可愛らしく。
…という感じを目指しました。
それでは材料および作り方です。
【出来上がり寸法】
約130cm×85cm
【材料】
・ダブルガーゼ(無地)…110cm×190cm
・ダブルガーゼ(柄)…110cm×76cm
・プラスナップボタン(13mm)…6組
なお今回作ったのは特殊サイズなので、標準サイズの布団カバーについての寸法は後述致します。
生地を裁断する。
生地裁断の三種の神器
裁断がやみつきになる切れ心地。
安心の広さと包容力抜群のタフガイ。
押さえた生地は決して逃がさない。
我が家の三種の神器。
作業効率が格段にアップします(´∀`)
↑こちらが完成図。
切り替え部分から縫っていきます。
切り替え部分を折り伏せ縫いする。
まず無地と柄を中表にし、1cmずらして合わせる。
柄布の生地端から1cmのラインを縫う。
縫い代をアイロンで割る。
無地の方の縫い代をアイロンをかけて折り返し、柄布の縫い代をくるむ。
くるんだ縫い代を柄布の方へ倒し、アイロンで落ち着かせる。
くるんだ縫い代をまち針で止め、2mmのラインを縫う。
折り伏せ縫いの完成。
表から見るとこんな感じ。
逆側も同じように折り伏せ縫いで縫い合わせ、全体が筒状になるようにする。
図の様に2回折り伏せ縫いをすると、筒状になります。
筒状になった1辺を袋縫いする。
生地が表側になっている状態で、生地端から1cmのラインを縫う。
1辺を縫ったところ。
布を裏返し、生地端から2cmのラインを縫う。
これで袋縫いの完成。
布団の取り出し口側を11cmずつ折り返して3つ折りにする。
(※2017.4.10訂正。生地幅に余裕が無い場合は適宜数cm短く3つ折りして下さい)
折り返した部分の生地端から3mmのラインを縫う。
逆側の布端も同じように3mmのラインで縫う。
一周ぐるりと縫い終えたところ。
プラスナップボタンをつける。
生地端から約15cmの位置に1つ目のボタン、そこから20cm間隔で残りのボタン位置を決める。
(【…15cm…●…20cm…●…20cm…●…20cm…●…20cm…●…20cm…●…15cm…】)
丸シールなどで印を付けておくと作業しやすい
ハンディプレスでぎゅっ!
片側6個付け終わったら、対になるボタン位置を決める。
ボタンの向きに要注意。
布団を包み込むようにする。
直線縫いのみの簡単ダブルガーゼ布団カバー、完成です。
裏側は袋縫いで生地端をしっかり隠してガード。
洗濯も安心。
表から見ても縫い代はモコモコせずスッキリ。
ダブルガーゼで作った布団カバー、とっても優しい柔らかな手触りで本当に気持ちいいです(´∀`)
切り替え部分の縫い目が固くならないかな?と懸念しましたが、布団がふかふかなせいもあってかあまり気にならない感じです。
ちなみに娘達のお昼寝布団は、持ち運びやすさよりも寝心地重視でふかふかの物を買っています。
↓
大人が寝ても気持ちいいくらいのふんわり感の物は、やはり子供が寝ても気持ちよさが分かるようです。
ふかふかのお布団は保育園用としてはもちろん、家でのごろ寝布団としてもかなりおすすめです。
さて、今回は我が家の特注サイズでの作成となりましたが、一般的な70cm×120cmサイズの場合の寸法だと
【出来上がり寸法】
約120cm×75cm
【材料】
・ダブルガーゼ(無地)…100cm×190cm
・ダブルガーゼ(柄)…100cm×56cm
・プラスナップボタン(13mm)…6組
…くらいで大丈夫なのではないかと思われます。
(実際に作成はしていないので、あくまでも参考程度にして下さい)
(※2017.3.3 参考寸法訂正しました)
以下必要寸法の計算式です。
↓
【出来上がり寸法の考え方】
短辺…布団サイズ+5cm として考えるとする。(スナップボタン取り付けのため)
長辺…布団サイズと同じ
※無地の面積を固定とし、柄の部分で寸法を調整する
・無地→短辺…出来上がり寸法+25cm
→長辺…93cm(固定)×2+4cm=190cm
・柄 →短辺…出来上がり寸法+25cm
→長辺…出来上がり寸法−93cm=( )×2+2cm
※25cmの内訳…袋縫いの縫い代3cm(1cm+2cm)+取り出し口の縫い代22cm(11cm×2)
例)布団サイズが70cm×130cmの場合
【出来上がり寸法】75cm×130cm
・無地→短辺…75cm+25cm=100cm
長辺…93cm(固定)×2+4cm=190cm
・柄 →短辺…75cm+25cm=100cm
→長辺…130cm−93cm=37cm×2+2cm=76cm
必要な生地は…「無地→100cm×190cm」「柄→100cm×76cm」…という計算となります。
生地が水通し後に多少縮む事を考慮して、上記寸法より少し余裕を持って生地を購入しておくと良いです。
また長辺をジャストサイズで作るのに不安がある方は、上記計算式結果+2cm程度で作成してみて下さい。
※なお、一般的なダブルガーゼの生地幅は「110cm」であることが多いです。
私は短辺の方を生地幅に合わせて作成していますが、もし大きめの布団を作る際に上記計算式で短辺が110cmを越えそうな場合は、取り出し口側の三つ折り幅11cmを適宜縮めて作成して下さい。
ちなみに今回の布団カバーは、敷き布団カバー・掛け布団カバーどちらでも使用可能です。
サイズを適宜調整して、お好みでアレンジしてみて下さい。
【生地について】
布団カバーというとブロードやシーチングが一般的で(いわゆるサラッと冷やっとする感じの物)、それに対してダブルガーゼのカバーは「ふわっと暖かな」雰囲気なので、ある意味対極的です。
どちらが優れていると言う訳ではなく、完全に好みの範疇だと思います。
(実際今まで使っていたのはブロードタイプだったので)
ダブルガーゼは手触りが良くて吸水性も保温性もあるけど、生地によっては毛玉が出来やすかったりしますしねー…。
もちろん今回紹介した作り方で、ブロードやシーチングで作成可能です。
ただ切り替え部分は少し縫い代が固くなるかもしれません。
ちなみにダブルガーゼの布団カバーは長い方の辺はほぼジャストサイズで作っているので、作成前に水通しすることをおすすめします。
(もし3%程度縮むとすると4〜5cm短くなってしまう可能性があるので…)
関連記事→ダブルガーゼの水通しをしないとどうなるのか実験してみた。
【スナップボタンについて】
今回は手軽なプラスナップボタンを使っています。
ハンディプレスでつけるタイプです。
私はこの商品を愛用しています。
「手作り工房 MY mama」さんで買った物ですが、送料無料で更に最初からプラスナップボタンがおまけでついてくるのでとてもお得でした♪
そんなにハンドメイドはしない…という方は、ハンディプレス不要のワンタッチタイプも便利です。
↓
ちょうど6組入りですしね。
ちなみに柄物のダブルガーゼはこの店が豊富。
↓
Fabric House Iseki
ダブルガーゼカテゴリーだけで100以上のお品が揃っています。
ジャンルも赤ちゃん柄・ポップ柄・北欧柄・作家物と色々。
商品毎の期間限定セールもよくやっているので、一度覗いてみる価値ありの店舗さんです。
見てるだけでも楽しいです。
気が滅入りがちなジグザグミシンでの生地端処理が無い簡単布団カバー。
ぜひお好みの生地で作ってみて下さい。
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