
夏場のお昼寝どき。
冷房の効いた部屋で子供が眠ってしまったときって布団をかけると暑くなりそうだし、そのままだとお腹が冷えてしまわないかな?と少し心配になりますよね。
そんな時に重宝するのがガーゼ素材で作ったガーゼケット。
サラリとした優しい肌触りに適度な通気性。
暑い季節でも邪魔にならない程度にサッとかけてあげられるのが魅力。
またベビーカーや車に1枚常備しておけば、お出かけ先で赤ちゃんが眠ってしまったときも大活躍のお品です。
今回はそんな持ち運びしやすい薄手のガーゼケットの作り方を、手順画像付きでご紹介します。
それでは材料および作り方です。
【出来上がり寸法】
110cm×73cm
【材料】
・ダブルガーゼ…110cm×150cm(本体布用)1枚
・ダブルガーゼ…14cm×77cm(別布用)2枚
【必要な道具】
・ミシンとミシン糸(もしくは手縫い針と手縫い糸)
・裁ちばさみ(もしくはロータリーカッター)
・まち針
・アイロン
・糸切りばさみ
・定規
・目打ち

生地を裁断する。
生地裁断の三種の神器

裁断がやみつきになる切れ心地。

安心の広さと包容力抜群のタフガイ。

押さえた生地は決して逃がさない。
我が家の三種の神器。
作業効率が格段にアップします(´∀`)
ガーゼケットや布団カバーのような、大物をひたすら真っ直ぐ裁断する時にこそ真価を発揮!
今後色々なハンドメイドに挑戦してみたいな〜とお考えの方には、是非オススメしたい3点グッズです。

本体布は110cm×150cm。
別布は14cm×77cmが2枚必要。

本体布を中表に折る。

110cm×75cmの状態になったら、「わ」側と反対の辺(赤線の部分)を縫う。

縫い代は生地端から1cm。

アイロンで縫い代を割る。

表側にひっくり返す。
アイロンで縫い代を落ち着かせたら赤線のラインをそれぞれ縫う。

生地端から2〜3mm程度のラインにステッチ。

縫い代側。

「わ」側。

別布を中表に折り、幅7cmにする。

両側をそれぞれ1cm折り返す。

一度折り目を開き、図を参照に「端を2cmはみ出させた状態」で、先ほど別布につけた1cmの折り目が本体布の生地端から6cmの位置になるように合わせてまち針で留める。

生地端から1cmのラインを縫う。
この時はみ出させてあった2cmの部分は縫わず、本体布が重なる部分から縫い始める。

縫い終わるとこんな感じ。

裏から見たところ。

先ほどの縫い目を基準にし、別布を折り返す。

更に別布を折り目の通りに折り返す。

図の様な状態になればOK。

横から見るとこんな感じ。
変形の「W」のような形になっている。

別布を、図の赤線の部分(本体布と重なるギリギリ外側)で縫う。
※この時本体布を一緒に縫ってしまわないように要注意!

縫い代の部分の上下を斜めに切り落とす。
(縫い目まで切ってしまわないよう気をつける)

反対側も同じように処理する。

縫い代を奥側に折る。

別布の間に指を入れ、くるりとひっくり返す。

縫い代が中でぐちゃっとならないよう、折り返した縫い代部分は指でしっかり押さえながら返すと綺麗。

大まかに指で形を整える。

角の部分は目打ちなどを使って綺麗に出す。

ひっくり返ったらアイロンで形を整える。

別布と本体布をまち針で留める。

図の様に、最初の縫い目が別布でギリギリ綺麗に隠れるように気をつけながら、生地端から2〜3mmのラインを縫う。
(仮止めのりなどで最初にくっつけておいても良い)

縫い終えるとこんな感じ。

裏から見たところ。
最初の縫い目をきっちり別布で隠してあれば、裏で縫い目が落ちてしまうことは無い。
もう1枚の別布も同じように縫い付ける。

ダブルガーゼの薄手ガーゼケット、完成です。

別布を横から見るとこんな感じ。
裏表が同じ幅で重なり、本体布もスッキリ綺麗にくるまれています。

両端の別布が適度な重みとなって、体にかけたときにほどよく馴染みます。

折りたたんだ時の厚みはこれくらい。
持ち運びに便利なボリュームです(´∀`)
さてガーゼケットというと6重ガーゼのものが人気がありますよね。
6重ガーゼは「もっちりフワフワボリューミー」な生地で、ガーゼケットにはぴったりだと私も思います。
ただ6重ガーゼはその特殊構造故に、色柄の種類はあまり豊富ではないんですよね。
それが個人的にはちと残念なところ…。
その点ダブルガーゼだと、好きな色柄を選び放題・組み合わせし放題なのが楽しい点なのです。
それと6重ガーゼのガーゼケットの場合、生地端の処理の主流は「四方をぐるりとパイピング」かなあと思うのですが、これがなかなか難しい…。
なので今回の作り方は、両端だけ別布でくるめば良いように考えました。
直線縫いだけですし、裁縫初心者さんでも比較的やりやすいかな?と思います♪
あとダブルガーゼとしては一般的な110cm幅の生地をそのまま流用できるのもおすすめです。
あ、もちろんガーゼケットは決まったサイズなどはありませんから、お好みに合わせてサイズアレンジして下さい!

切り返しスタイを作る感覚で、ぜひ好きなダブルガーゼの色合わせ柄合わせで作ってみて下さいね(´∀`)
ちなみに私は無地のダブルガーゼはこちらで買うことが多いです。
↓
![]() やわらかコットンダブルガーゼ【お試し販売品 1mカット済み】【生地・布 綿(無地) 日本製】 |
水通し後の柔らかさもなかなかのものです♪
柄物のダブルガーゼはこの店が豊富。
↓
ダブルガーゼカテゴリーだけで200以上のお品が揃っています。
ジャンルも赤ちゃん柄・ポップ柄・北欧柄・作家物と色々。
商品毎の期間限定セールもよくやっているので、一度覗いてみる価値ありの大手店舗さんです。
見てるだけでも楽しいです。
今回使った布など↓

マルチカラードットの12mm。
私このシリーズのドット生地が大好きでしてね〜…当たり前のように全色生地山の中に入っております(*´∀`*)ウフフ
いやでも実際ドットって使いやすいですし、このパステル系マルチカラーの組み合わせが好みストライク!
大きめドットって可愛いですよ。本当。
今回は夏場にもぴったりかなぁと思って、このブルーグリーン系のダブルガーゼを使ってみました。
爽やかな雰囲気の仕上がりになったんじゃないかと個人的には満足です♪
あ、ちなみにこのシリーズの地色は「真っ白」ではなく「キナリ〜オフホワイト」です。
撮影の加減で真っ白に見えるかもしれませんが、実物は結構ナチュラルな雰囲気ですので、ご購入の際にはお気を付け下さいね〜。

別布に使ったのはこのシリーズの「アップルグリーン」です。
何の変哲も無いドットは組み合わせ生地としてはやっぱり定番。
ふわふわ〜というよりは「サラッと」した感じのダブルガーゼです。
好みは分かれるかもしれませんが、私は使いやすい/縫いやすいので好きです。
1mで486円というのも魅力♪
【ダブルガーゼの水通しについて】
一応生地を裁断する前には水通しをオススメしています。
が、ダブルガーゼと一口に言っても生地メーカーによっては縮み具合も様々。
水通ししないとどうなるのか?は、こちらの記事を参考にしてみて下さい。
↓
ダブルガーゼの水通しをしないとどうなるのか実験してみた。
【商用利用について】
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どうぞお気軽にご利用下さい♪
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【※この作り方で作る場合の生地選びの注意点について】
今回の作り方では、生地幅110cmのダブルガーゼを生地の耳までそのまま使って作っています。
その場合、今回のようなドット柄や「無地/チェック/総柄」などのように柄に方向が無い生地なら特に問題は無いのですが、柄に上下の向きがある生地を使った場合は「別布が左右にある状態が正位置」となります。
↓

この様な柄が一方方向に向かって続いている生地の場合は…、

出来上がりの柄の向きがこんな感じになりますので、この点を注意して本体布をご準備下さい。
前回同じ作り方で作ったガーゼケットは、上記のような柄配置になっています。
よければ参考にしてみて下さい。↓

気球柄ダブルガーゼで簡単ガーゼケット

ガーゼケットは「絶対無いとダメ!」という物ではないですが、あれば案外重宝するグッズかなと思います。
当然子供だけでなく大人も使えますしね。
お好きな色柄の組み合わせで、ぜひ作ってみて下さい(´∀`)♪
(サンさん、さきさん、作り方リクエストありがとうございました)
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